2002〜2003年度、第28代の会長就任にあたりご挨拶を申し上げます。
世の中は、景気の底離れをしたような気配が見られると申せ、まだまだ厳しい状況の中にあり、狂牛病に端を発した不正表示は牛肉のみならず、豚、鶏肉、更には野菜を始め食物全てではないかと疑わざるを得ない状況です。
いかに利益を追求するとはいえ、職業の倫理を無視した行為にはあきれて返す言葉がありません。
幸いと言うべきか、時節に合っていると言うべきか、今期のR.I会長ビチャイ・ラタクル氏の方針は;慈愛の種を播きましょう〜あなたのクラブに、あなたの職場に、あなたの地域社会に、そして世界中ありとあらゆる場所に〜
更に、地区ガバナーは、職業を通じて奉仕をする事がロータリーの基本であるとも謳っておられます。
そして、クラブの運営については、トップダウンではなくボトムアップで行って欲しいとのことで、クラブの自主性を強調されております。
しかし、世界的に今、ロータリアンの退会者が増えており、我が東南ロータリークラブもその例外ではなく、これまでになく少ない会員での運営を迫られております
しかし27年にわたり積み上げられた実績と歴史を踏まえ、可能な限りの奉仕活動を引き続き、継続するのが私の使命と肝に銘じ、今期の運営を遂行する所存です。そして、私の基本理念は、「和」の精神です。日本で初めて聖徳太子が制定した法律「十七条の憲法」の一番初めに謳われているのが、「一に曰く、和を以て貴しと為し、・・・」です。私はこの言葉が大好きで、職員に何時も言い聞かせており、私のモットーとしている言葉です。
会員各位の播かれた慈愛の種を大きく育てるお手伝いをさせていただきつつ、更なる親睦の輪を広げ、クラブの活性化のためにも新しい会員を増やしていきたいものです。
幸いにも、堀部副会長、脇田幹事をはじめ理事役員に恵まれておりますので、お力をお借りしながら歩んでまいりたいと思います。会員各位におかれましてもお力添えを切にお願い申し上げます。
それでは、手に手をつないで歩み続けましょう。
東南ロ−タリ−・クラブ会長 森島 巖
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