WEEKLY REPORT | 第909号 No.26 2013年2月18日 |
奉仕を通じて平和を Peace Through Service |
前例会の記録 | 本日のプログラム | 次例会の予定 |
○2月4日(月) 第908回 ○ソング:君が代・奉仕の理想 ○行事:ガバナー補佐訪問 (担当 会長・幹事) |
○2月18日(月) 第909回 ○ソング:我等の生業 ○行事:親睦夜間例会 (担当 出席・親睦・会報) |
○2月25日(月) 第910回 ○ソング:それでこそロータリー ○行事:外部卓話 (担当 クラブ奉仕委員会) |
会長挨拶 (水野雄二会長) | |||||||||||||||||||
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慶祝行事 (担当 堀井利通会員) | |||||||||||||||||||
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ガバナー補佐訪問 (担当 会長・幹事) | |||||||||||||||||||
横山榮祐様 『CFR(外交問題評議会)』 世界では、飢えと戦争で亡くなっている人々が多いのに、日本では一見平和なように見えます。テレビではお笑いと過食の映像ばかり、自然を破壊したり、動物を殺したり、魚を乱獲したり、やりたい放題。東日本大震災と福島第一原発事故から私たちは何を学んだのでしょうか。今こそ村橋元ガバナーの唱えておられる「不易流行」の如く過去、現代から色々なことを学び、将来の糧にしようではありませんか。幼少時のトラウマが感覚を否定するようになり、親の言動こそが正しく、親の言うことを聞かない子どもは悪い子だと決めつけられてしまいます。自分の感覚を否定するように教育されます。悪いことでも皆が賛成すればいいことになってしまう。誰かがいじめられても自分自身の感情が出せない人間になってしまう。現代は、そのような人々の集まりではないかと思います。テレビで反原発を唱えたりしたら次週にはもう降ろされてしまう。国民すべてが自分の言いたいことも言えず常に怯えています。「不易流行」は色々なことを学習し、自分の人生、社会に生かしていくことだと思います。ロータリーを通じて色々学び、社会に貢献しようではありませんか。「論語」の中に「学んで思わざれば、則ち罔し」とあるように、ただ学ぶだけではダメです。 第1回AG訪問では年次改革要望書についてお話ししました。少しおさらいをしますと、皆さんは法科大学院の設置、独占禁止法の強化と運用の厳密化、労働者派遣法改正、郵政民営化などをはじめとする日本の構造改革について疑問を感じませんか。この風はどこから吹いてくるのか。東からです。即ち、アメリカです。毎年12月にアメリカが日本に押し付けてくる「年次改革要望書」が風の源です。本日は第2回AG訪問です。この風のさらに源についてお話ししたいと思います。 外交問題評議会(Council on Foreign Relations)とはアメリカ合衆国のシンクタンクを含む超党派組織、略称はCFR「外交関係評議会」と訳されることもあります。1921年に創立され、外交問題・世界情勢を分析、研究する非営利の会員制組織であり、アメリカの対外政策決定に対して著しい影響力を持つと言われています。本部はニューヨーク。会員はアメリカ政府関係者、公的機関、議会、国際金融機関、大企業、大学等に多数存在します。CFRの起源は1921年7月29日。初代会長は元国務長官チリフー・ルート。現在会員は合衆国市民と永住権獲得者に限定されています。CFRの設立目的は「アメリカに影響を与えうる国際問題についての会議を継続的に行なう」とされています。現状分析と共に国民世論の啓発に主旨が置かれたことが特色であり、この方針は現在でも継続されています。穏健派的、国際主義的な議論が多いのが特徴と言えます。 第二次世界大戦中に国務省から依頼を受け、「戦争と平和」研究プロジェクトと題された長期研究を組織、戦争の推移、および戦後秩序に関する調査研究を実施しました。この時の調査メンバーの一部は後に、サンフランシスコ講和会議にも出席しています。1950年代には、核戦略に関する研究プロジェクトを実施。当時のアイゼンハワー政権が提唱した「大量報復戦略」を批判し、核兵器、通常兵器を柔軟に運用する「制限戦争」を提言する調査報告をまとめました。この調査報告のとりまとめ役となった会員、ハーバード大学教授のヘンリー・キッシンジャーは「核兵器と外交政策」という題目の著書としてこの報告を発表し、同書は全米でベストセラーになるとともに、キッシンジャー自身の知名度も高めることになりました。現在も約50名ほどの研究員を有しており、日本でもよく知られている、マイケル・グリーン(政治学者)は元上席研究員です。 「フォーリン・アフェアーズ」誌は米国及び諸国の主要政治家が、外交ビジョンを発表する場として重要視されており、2008年の大統領選挙でも候補者として名が取り出されたバラック・オバマ、ヒラリー・クリントン、ジョン・マケイン、ジョン・エドワーズ、ミット・ロムニーのいずれもが論文を寄せており、その影響量は無視できないとされています。資金源は会員会費、出版物収入、個人・財団からの寄付などからあり、米国及び他国政府からの金銭的補助を受けていません。現在の収入は企業会員からの会費が中心となっています。名誉会長はディヴィッド・ロックフェラー。会長はリチャード・ハース(前国務省政策企画局長)、理事長はピーター・G・ピーターソン(元商務長官) 2007年11月11日、ハースはCFRジャパン・プログラムのシンポジウム出席のため、来日しています。ピーターソンはソニーの企業買収仲介(コロンビア映画等)でも知られています。創立以来、アメリカ政界にも会員は多く、ヒラリー・クリントンやジョン・マケインも会員を公言しています。ノーベル平和賞を受賞したムハメド・コヌスも会員として知られています。橋本龍太郎氏は1996年9月24日、CFRにおいて講演を行なっています。 |
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2012-2013週報/年間行事予定 | |||||||||||||||||||
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