WEEKLY REPORT |
第693号 No.15 2007年11月10日
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ロータリーは分かちあいの心 |
前例会の記録 | 本日のプログラム | 次例会の予定 |
○11月5日(月)第692回 ○ソング:君が代・奉仕の理想 ○行事:内部卓話 (担当:国際奉仕) |
○11月10日(土)第693回 ○行事:岐阜B分区I.M. (例会変更) (担当:会長・幹事) |
○11月19日(月)第694回 ○ソング:それでこそロータリー ○行事:地区大会報告 (担当:会長・幹事) |
会長挨拶 (大野茂夫会長) | |||||||||||||||||||
今日はたくさんの方に出席いただいて誠にありがとうございます。お客様の紹介です。岐阜東南ロータリークラブからいらっしゃいました幹事の近藤さんです。ご職業はプロセス印刷ということで、どうぞごゆっくりなさってください。 いよいよ、11月第一例会でございますが、11月に入りまして、少し小寒くなってまいりました。この前までの暑い夏が、こんなにも早く季節が変わるものかと、びっくりしております。ロータリーのプログラムは、来週I.M.がございまして、その後、地区協議会がございます。地区の行事、分区の行事がございますが、これが終わりますと、大体半年が終わります。そういたしますと、そろそろ次年度ということでございます。当クラブの内規の第5条、6条によりますと、指名委員会の発足ということで、今日メンバーを発表させていただきます。まず私、それから直前会長高橋さん、早瀬さん、杉江さん、篠田さんのパスト会長3名、会長エレクトの尾藤さん、現幹事の柳原さん、この7名ということになっておりますのでよろしくお願いいたします。来年下半期になりますと、だんだん行事が少なくなってまいります。このクラブの行事だけになってまいりますので、内部卓話、外部卓話が中心になってまいります。皆様のご協力をなお一層よろしくお願いいたします。今日のプログラムは国際奉仕委員会さんのご担当で、横山先生に産婦人科医の現状ということで、内部卓話を予定しております。 |
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慶祝行事 (担当 出席・親睦委員会 中島幸宣委員) | |||||||||||||||||||
田口利満君 ○夫人誕生日 平松志津子様 |
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ニコボックス委員会 (担当 杉江正光委員長) | |||||||||||||||||||
○近藤浩史様(岐阜東南ロータリークラブ) 本日はお世話になります。よろしくお願いいたします。 ○横山榮祐君 いつもお世話になります。本日の卓話よろしくお願いします。 ○平松 實君 久し振りに例会に出席させていただきました。いつも迷惑ばかりかける会員で申し訳ありません。 ○篠田伸実君 休みが続きました。大変失礼しました。 ○早瀬正英君 久し振りに、皆さまの顔を見、元気が出てきました。今週末は、大学のクラブの同窓会、メーカーにならぬよう、力を入れないようしにします。 ○尾藤英邦君 杉江正光さん、おめでとうございます。 ○杉江正光君 皆さまお久しぶりです。先日は多数の方、お見舞いありがとうございました、また早瀬さんには大変お世話になりました。何とかカムバックできました。皆さまの激励に感謝します。ありがとうございます。 |
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委員会報告 | |||||||||||||||||||
◎職業奉仕委員会 堀井利通委員長 ・先月職場例会をさせていただきました。多数の皆さんお忙しいところ、ご参加いただきまして本当にありがとうございました。また、バスの運転をしていただきました高橋さんには大変お世話になり本当にありがとうございました。無事に職場例会を終える事ができました。今後ともよろしくお願いいたします。 ・地区の職業奉仕委員会が桑名で開催されまして、出席してまいりました。 ◎幹事報告 柳原英三幹事 ・I.G.M.のご案内:今週木曜日午後6時30分、場所は岐阜グランドホテル華川です。よろしくお願いいたします。 ・11月のロータリーレートは、1ドル116円です。 ・本日例会終了後、定例理事会を開催いたしますので、理事の方よろしくお願いいたします。 ・今週土曜日10日にI.M.があります。場所はこのグランドホテル、午前中ですのでよろしくお願いします。 ・来週17日(土)18日(日)は、地区大会です。長島温泉ですが、交通手段につきましてはまた連絡させていただきます。 |
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内部卓話 (担当 国際奉仕委員会) | |||||||||||||||||||
『産婦人科医の現状』 横山榮祐会員 卓話は初めてで、話すことは非常に苦手ですけれども、医者という立場から、最近の産婦人科の患者さんのたらい回しの問題も出ていますので、僕の個人的な意見ですが、お話ししたいと思います。まず、今日も、夜中の2時にお産がありまして、それでも朝の8時半から12時まで診療のほうもしなくてはいけないのが現状ですね。先週も、夜中の4時に3名続きまして、少し風邪を引きまして1週間ほど大変でした。そういうのが、産婦人科医の現状ですね。やはり夜中の4時というと、一番お産が多い時間ですね。今日も2時ですが、2時から4時というのは、皆さんが一番熟睡されている時間ですね。どうして、この時間にお産が多いかと言いますと、難しい話なのですが、交感神経が関係していまして、昔、大昔ですね、人間がお産するのに、回りの獣などに襲われることなく安心できる時間、それが2時から4時くらいになります。その時間が交感神経に優位なんですね。だから、どうしてもその時間にお産が多くなります。それでもまた朝から、診療もしなくてはいけませんし、手術もしなくてはいけませんし、やはり大変です。お酒も本当は飲めるのですが、ほとんど飲まないのはそこら辺の理由です。お酒飲んで酔っ払ってしまいますと、緊急手術がある場合に困りますし、やはり人の命を預かっている仕事ですから。産婦人科を選びましたので、お酒はほとんど飲めないような生活です。50歳を過ぎまして、夜中に起こされるのは、やはり体がえらいです。ですので、僕は自分で自分の身を守るために、夜中の12時から6時までは必ず病院に泊まります。何とか今までやってこれたのですが、だいたい他の先生方を見てましても、60歳くらいになるとお辞めになる人が多いですね。元気なんですが、やはりそういう不意に起こされるというのは、ストレスになりますので、色々病気が出てきやすいですから。今朝も1時くらいに「もうすぐお産です」ということで電話がありまして、1時間くらい立ち会って、あとまた3時くらいから休んで、また朝から診療です。そんな状態で、今の若い人たちは、緊急に呼ばれないような科を選ぶ傾向があるようです。実際、医者の数は増えているのですが、中くらいの病院のドクターが足らなくて、産婦人科ができないということで、各務原の東海中央病院の産婦人科も、今までは月に100近く出産を扱っていたと思いますが、やめてしまう。それは、病院にも原因があります。1つは今言った過労、重労働であるということですね。 奈良のほうで、たらい回しが問題になった事件がありましたが、普段病院にかかってない人が、急に来られた時に困りますね。僕達個人病院でいいますと、例えば、小児科の病気でも喘息発作できちんとした治療をしないと死んでしまうというような場合があります。それを誰でもかれでも受け入れるわけにもいきませんし、そういう体制になっていませんし、先ほどの中小病院の場合でも、ドクターが足らないということで、そういう体制になってないですね。きちんとした医療ができないということです。だから最初の病院で拒否されました。そうこうしているうちに、病状が悪化して、またさらに悪くなってとその繰り返しで、そのようになることがあります。実際、医療をしていると例えば、夜中にお産をやっている時に電話があっても、実際受け入れられませんね。普通の病院はドクター1人で、うちは卵が1人でおりますが、分娩をやりながら手術というわけにはいきませんから、どうしても断るということもあります。必ずしも患者さんサイドばかりではなくて、医者サイドの理由も多分あると思います。僕はもともと名古屋日赤に居りましたが、そこで、月に100例くらいお産がありました。ベッドは一応100くらいは確保はされているのですね。だけど予約を100入れてしまうと、緊急手術とか、外から送られてくる場合にできないですから、70に抑えて、30は緊急の方のために空けてあります。それくらい緊急が多いです。できるだけ、たらい回しにならないように、名古屋日赤の場合は、愛知県では一番多く受け入れができます。岐阜県では、県立病院の産婦人科が新生児と一緒に診療を行なえる万全の体制になってきております。ただし、また問題がありまして、保険に入っていなくてお金が払えない人がいる。そういう問題があります。うちでもありますが、特に公立の病院ですと難しいと思います。全国的にみると本当に大変な額になると思います。そういうこともたらい回しの問題に多少関係していると僕は思います。 通常のお産は今35万円かかります。後から健康保険で戻ってくるのですが、前もって払うことができない人があります。貧富の差が開いているのかなと思います。外国人の方は、保険に入っている人と入ってない人と半々くらいで、入っている人は日本人と同じようにしますが、入っていない人は、元々お金が無い人なので、最初からリスクマンとして、安く前金でもらうようにはしています。あまり強制はしていませんが、商売ですから、あまり、お金お金というとお客さんは減ってしまいます。保険は入っているけれど、立替ができない人は、今は、役所から直接医療機関へ振込みをしてもらいます。僕達の仕事は、職員も30人近くおりますので、職員も食べさせていかなくてはいけないし、普通の職業も大変ですけれど、やはり命を預かる仕事というのが、大変気を使うことです。お腹の中の赤ちゃんが無事に「おぎゃー」と呼吸をするまでが、本当に気を使う仕事でして、よく例えて言いますが、お産というのは、「吊り橋を目隠しして渡るようだ」と思っております。医者サイドは横から見てて、ちょっと危ないと思ったら、ぱっと手を差し伸べて・・・という感じです。ただ本人さんは目隠しをしていますから、さーっと歩いているだけで、それで普通、うまくいってそれで当たり前。だけど、こちらとしては、大変緊張した大変な仕事です。それと産婦人科医というのは他のドクターと大変違うところがひとつだけあるんですね。他の先生方は、病気の人を診ます。僕達が診るほとんどの人は健康な人なんですね。ただ、これが急に病気になったりします。数時間のうちに・・・。それを見破るのが、産婦人科医の冥利ですね。経験とか色々ありますが・・・。急にお腹の中で出血したり、急に何か起こったりすることは、患者さんに来ていただかないとわかりません。だからそれを早く見破るというのが、今まで開業して25年くらいやってきましたが、それが秘訣じゃないかと思います。 一番大変だったお産の例は、帝王切開で、赤ちゃんを出したのですが、子宮がどこにあるか分からない。あれはちょっとびっくりしました。筋腫があって、妊娠だったのですが、子宮は切除しました。後で分かりましたが子宮が裏返っていました。その時の判断は、早かったので助かったのですが、多分迷っていたら出血多量で死んでしまいます。学校の授業で勉強していないことが、医者になってからいろいろとあります。どんな職業でもそうだと思いますが・・・。未だにお産は大変な仕事だと思います。産婦人科医は減ってきていますが、誰かがやらないといけません。 |
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2007-2008週報/年間行事予定 |
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