WEEKLY REPORT |
第664号 No.26 2007年3月5日
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率先しよう |
前例会の記録 | 本日のプログラム | 次例会の予定 |
○2月26日第663回 ○ソング:それでこそロータリー ○行事:卓話 後藤昌弘会員 (担当:ロータリー情報委員会) |
○3月5日第664回 ○ソング:君が代 奉仕の理想 ○行事:卓話 (担当:国際奉仕委員会) |
○3月12日第665回 ○ソング:我等の生業 ○行事:卓話 (担当:社会奉仕委員会) |
会長挨拶 高橋陽一会長 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
昨年の12月に車のタイヤをノーマルからスタッドレスに替えたのですが、一度も雪の上を走っておりません。本当に暖かくて、4月8日に観桜例会を企画しておりますが、もうその時には散ってしまっていないかと心配になるほどの陽気でございます。ただ急に寒くなる日もございますから皆さん身体には十分気をつけて下さい。花粉も飛んでいるようです。私も今年からどうも花粉症のようで風邪でもないのに鼻水が出ます。一度耳鼻科に行こうと思っています。 本来でしたら2月の第一例会で発表しなくてはけませんでしたが遅れておりました。今日、次年度の役員構成表をお配りしました。後ほど大野さんに発表していただきます。 それから今週は3月2日(金)から4日(日)、私と竹島幹事、柳原国際奉仕委員長、そして田口さん夫妻、日比さん、私の家内の合計7人で台北へ行ってまいります。また来週戻ってまいりましたら、国際奉仕の時間がとってありますので、柳原さんのほうから報告させていただきます。 |
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ニコボックス委員会 (委員長) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇後藤昌弘君 おひさしぶりです! |
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委員会報告 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◇会長エレクト 大野茂夫会員 クラブ細則によりますと次年度理事会は次年度委員会構成を2月第一例会で、発表しなくてはいけないことになっていますが、遅くなりまして申し訳ございません。次年度よろしくお願いいたします。 地区で初めての女性ガバナーになります次年度ガバナーの田中さんより、事務局を通して手紙をいただいております。2007〜2008年度の国際ロータリーのテーマが決定したということで、テーマは『ロータリーは分かち合いの心』です。この「分かち合いの心」で来年度の色々な役を分かち合っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
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内部卓話 (担当 ロータリー情報委員会) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
本日はロータリー情報担当の卓話ですが、後藤昌弘先生にお願いをしました。後藤先生には毎月事務所報をいただいていますが、最近6ページにもなると最後まで読むのが大変です。今日はよろしくお願いします。 ◆後藤昌弘会員 ご無沙汰しております。今日、久し振りに出席しました。杉江さんもよく考えていらっしゃるようで、卓話を頼んだら私が出てくるだろうということで、わかった上で来る私も私でございますが。先ほどお話にありました毎月お送りしております事務所報は、なかなか難しいところがございまして、例えば、一般の皆さま方にいい原稿もいいのですが、そればかりでは、やはりまずいのかな、ということで・・・。例えば企業で専任担当がいるクライアントには、やはり、時々はそれらしいことを書かなくていけません。2月末の原稿は、うちの事務所の修習生に書かせました。ロースクールの1回生でございまして、ロースクールの話を書いたのですが、これが8ページございます。一般の方が読んで面白いかというと、多分あまり面白くないと思いますが、我々弁護士からみると「へえ、こんなことやってるんだ」とちょっと興味を持ちます。今日はせっかくの機会ですので、これからの弁護士はどうなっていくか、ということをお話をしたいと存じます。お配りした資料は「平成18年度旧司法試験第二次試験大学別合格者数一覧表」と「平成18年新司法試験法科大学院別合格者数等」です。どういうことかと申しますと、昨年から司法試験が2つできてしまったのです。我々の頃は、一発試験。もう、年齢、前科前歴一切不問。とにかく、一発試験に合格すれば、その後2年間はお上が給料を払って、修習生として修行させてくれる。その後、弁護士なり裁判官になります。これが昔からの司法試験です。今は数が増えたため、修習期間が1年半になりましたけども実質変わってはおりません。これが旧司法試験でございます。これを見ていただくと、昨年度の総数が1,464。昨年までは、この旧司法試験だけでした。合格者数1,500弱ですが、これでも結構な数でございます。私が昭和52年に試験に受かった頃は、全国で500人でございました。それが3倍になっているわけでございます。日経新聞などで時々いわれていますが、誰が言い出したか知りませんが、「弁護士が足らない」「増やせ」という話になりました。旧司法試験の数を3,000にしようとすると修習生の研修所、これは東京にありますが、教育施設が足らない、ということがあったのだろうと思います。従来の一発試験の司法試験は止めて、その代わりにアメリカ的なロースクール、法科大学院を作ってそこで勉強させましょう、という方向に変ったわけでございます。それで今から3年ほど前にロースクールができたわけでございます。その頃の制度設計では、ロースクールを卒業すれば8割くらいは合格できるようにしようと。全国の定員が4,000人あれば、7割5分で3,000人受かることになります。最後のページ見ていただくと、随分たくさんの数が出ています。実はこれはすべてのロースクールではありません。受験させなかったロースクールがたくさんあります。もともと、設計の段階では、愛知県の場合、名古屋大学と私学連合で1校の2校あれば十分ではないか、という議論もあったわけですが、法科大学院ということですと、大学の法学部でロースクールのない大学の法学部なんて誰が行くんだという話になってしまうわけです。どこの大学でも作らざるを得ない。名古屋で言えば、名古屋大学、南山大学、愛知大学、名城大学、愛知学院大学、中京大学。全部で6つもロースクールができてしまったわけでございます。ここを見ていただくとわかりますが、中京大学とか愛知学院は入っておりません。まだ受験をさせないロースクールはたくさんあります。ロースクールには2年コースと3年コースがあります。法学部を出た人は2年コース。法学部以外の人は3年コースということです。今回のこの合格者は、法学部を卒業てロースクールへ2年間行った最初の人たちです。じゃあロースクールができたから、これまでの司法試験はなくしてしまっていいかというとそうではなくて、働きながら勉強してきた人もあるだろうということで、昨年も今年も旧司法試験は残っています。数字を見ていただくとわかりますが、昨年1,500人くらいあった旧司法試験の合格者が、今年は549人。ロースクールから受かった人が1,000人。合わせて約1,500人くらいです。修習についてですが、旧司法試験を受けた人はもちろん修習がありますし、ロースクールを出た人たちも1年間と期間は短くはなっていますが、修習は残っています。日本全国の修習生には、旧司法試験で合格した人たちと、ロースクールから合格した人たちの2種類の人たちがいます。修習生は、私の場合「修習31期」といいますが、修習制度ができてから31年めの修習生ということです。今の修習生は60期ですが、新60期(ロースクール出身者)と旧60期(旧司法試験の合格者)が混在しております。ただ、それぞれやってきた内容が違いますから、修習のカリキュラムを別にしなくてはいけません。旧試験合格者は、知識的には、新60期より上ではないかといわれております。ただ実務的な科目は全然勉強していませんから、修習でじっくりやらなくてはいけません。ロースクール出身者は、一応それなりのことはロースクールで勉強しているという前提ですから、修習期間が半年短くなっています。この2つの修習カリキュラムを一度に面倒をみるのは大変ですから、東京、大阪、名古屋など大都市ではロースクール出身者というように分けられています。ですから名古屋にいる修習生は新60期、ロースクール出身者でございます。岐阜や津など地方都市にいる修習生は旧60期、いわゆる一発試験合格者です。今現在、問題になっているのは、就職難です。愛知県弁護士会に昨年秋に、旧司法試験に合格した人だけでございますが、53、4人入会しました。今年は、旧司法試験合格者と新司法試験合格者と両方いますが、おそらく名古屋での就職希望者は120〜130人ではないかと言われています。しかしながら、そんなにイソ弁先がないのです。毎日新聞の記事によるとおそらく日本全国で、少なくとも500人くらいはイソ弁先がないんじゃないかといわれています。もちろん自分で開業すればよいのですが、経験もなく開業したからといってすぐお客さんがつくわけではありません。弁護士という仕事はある意味、職人仕事と同じで、親方について現場で修行を積まないと一人前になるのは難しいものです。特に都会での開業は事務所の数が多く大変です。最近では、「軒弁」といって事務所内に机だけを置かしてもらって仕事をするのを「軒弁」というそうです。通常は自分のクライアントの仕事のみをしますが、そこの事務所が多忙の時だけ手伝ってその分の手当てをもらう。しかし、給料の最低保障があるわけではございません。それから、「アパ弁」というのは、数名でアパートを借りて弁護士事務所として登録をすることをいうそうです。昔よく冗談話で「医者は病気を増やすことはできないが、弁護士が増えすぎたら弁護士は事件を作ることができるよ」と言っていましたが、まさに現在はその状況で、東京や大阪では実際にそのようなことが起きていると聞いております。名古屋ではそのような話はまだありませんが、残念ながら5年、10年先にはどうなるか分かりません。「弁護士が付いた違法コピーの話」にはくれぐれもご注意下さい。 |
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