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WEEKLY REPORT
第651号  No.13  2006年11月2日
率先しよう

前例会の記録 本日のプログラム 次例会の予定
○10月23日(月)第650回
○ソング:それでこそロータリー
○行事:卓話
ド・トゥオング・マイさん(米山奨学生)
(担当 R財団・米山奨学会委員会)
○11月2日(木)第651回
○行事:職場例会(例会変更)
訪問先:株式会社INAX
(担当 職業奉仕委員会)
○11月13日(月)第652回
○ソング:奉仕の理想
○行事:卓話
(担当 ニコBOX委員会)

会長挨拶 高橋陽一会長
 皆さん、一週間ぶりです。こんにちは。私も人並みのおじいさんの真似事をここのところ、やっております。おととい息子の長男の宮参りに伊奈葉神社に、のこのこついて行きました。10月でも七五三をやっているんですね。知った顔が二、三人おりまして、お互いに苦笑いをしました。孫というのは、皆さんもお孫さんがいらっしゃる方もあるかと思いますが、自分の子どもじゃないので責任がなくて気楽でいいんだと聞いています。私は自分の子どもの七五三とかそういう記憶はほとんどないんですよね。ほったらかして遊びほうけていたと思うんですね。天気もいいし、土曜日の11頃から3時頃まで2〜3時間潰して、後で高い食事を奢らされて、幸せだなぁとそう考えるようにしてあきらめました。昨日の日曜日こそゴルフに行こうかと思ったら、うちの家内の母親の一周忌の法事ということで大阪に行かなければならなくて、バタバタしてなかなか自分の時間が作れなくて困っています。
 世の中北朝鮮の核実験や、中日が勝ったり負けたりしていますが、気候が一番いい時期で、皆さんも色々スポーツ等に励んでいると思います。来週は月末ということで休会となっています。そのあと11月2日の木曜日には職業奉仕委員会の職場例会ということで、常滑のINAXの本社と工場の見学を予定しています。今のところ12〜13名の出席のご返事をいただいております。よろしくお願いします。
 あと一つ、皆さん、覚えていると思うんですが東南ロータリー時代からの高木武彦さんがこういう本を出されました。「逆境こそ知恵を生む」。新しい方はご存知ないかと思いますが、エトスロータリーの最初の退会者でもある方なんですが、よかったら皆さんにもお配りしたいということで、あとで回しますのでご希望の方は私の方におっしゃって下さい。
来客紹介 出席報告
ド・トゥオング・マイさん(米山奨学生) 本日のホームクラブ 先々週の補正出席率
 18/23 78.26(%)  22/25 88.00(%)

ニコBOX (担当 園部貴敏委員長)
◇大野茂夫君
 9月末が47年目の決算でした。3年連続して増収増益でした。今月より48年目に入りました。
◇真鍋貞典君
 マイさん、今日はご苦労様です。あまり緊張せず楽しくお話しをして下さい。昨日は大変楽しかったです。日本の秋はいいもんでしょ。
委員会報告
◆米山功労者(第3回 マルチプル)感謝状授与 尾藤英邦さん
 尾藤英邦会員に第3回米山功労者マルチプルとして、感謝状とメダルが届いておりますので、贈呈したいと思います。おめでとうございます。今月も米山月間ですので、またよろしくお願いします。
◆幹事報告
 11月よりロータリーレートが118円に変更になります。現行は114円。4円の円安となりますので、よろしくお願いします。
卓話(担当:R財団・米山奨学会委員会)
◎真鍋貞典委員長
 まず最初に事務的な話になりますが、今レートの変更について話がありましたが、財団の方に振込みいただく際に10月いっぱいは振込用紙に書いてある11,400円で足りるんですが、11月1日からは400円アップさせていただいて、11,800円で振込みをしていただきます。すみませんが、できましたら10月中に振込をしていただくと、早く払えと言うことではないですが、400円の負担が軽くなると思います。また本部の方へ送金する際に税金の都合上もありできましたら11月中に送金したいと思いますので、遅くとも11月いっぱいまでに日比さんの口座の方へ振込みいただけるとありがたいと思います。
 それでは今日は卓話ということで、マイさんにベトナムの話や日本に来て体験したことなどお話しいただくよう、お願いしました。もう一度改めてマイさんをご紹介したいと思います。岐阜大学教育学部の修士課程の2年生で、来年の春に卒業されるということで今勉強をがんばっています。日本は3年目で、1年目は日本語の勉強をして、現在2年生で勉強しています。ご主人も岐阜大学の大学院博士課程農学部の方で、農業機械の研究をしています。ご主人も来年の春卒業ということで、春には帰国されるそうです。お子さんが5歳で、黒野保育園に通園されています。前にも言いましたが担当の教授と色々話したときに、大変真面目で辛抱強い人だけれども、ちょっと目立たなさ過ぎるということで、お話しをいただきました。私と話しているときにも声がちょっと小さくて、もっと元気に話してと言ってるんですが、今日はがんばって元気な声で話してください。楽しく気楽にお話してください。それではよろしくお願いします。
◎米山奨学生 ド・トゥオング・マイさん
 皆さん、こんにちは。今日は遅刻してしまいまして申し訳ありません。いつも緊張しますので、皆さんよろしくお願いします。この度スピーチのチャンスをいただいて、ありがとうございます。今日のスピーチは自分の考えていることを話したいと思います。
 ベトナムとアメリカの戦争は皆さんがご存知のことと思いますが、戦争の影響やベトナムの人々の生活などたぶん知らないこともあると思います。戦争が終った後のベトナムの人々の生活について、私の家族の体験を話したいと思います。私はベトナム戦争が終ったばかりの時に生まれました。日本では女性は年のことを言わなくてもいいですが、今年30歳です。国の歴史として30年間は長くはありませんが、私にとってもベトナムにとってもその時間はとても長いものでした。両親から家族全員がとても苦しい生活を送ったということを聞きました。父と母は二人とも首都であるハノイで生まれ、そこで育ちました。戦争の時に父は軍人になって、母は仕事のためハノイ郊外で働きました。父が初めて私を見たのは、私が生後3ヶ月の時でした。戦争が終って父は軍から帰ったけれど、まだ一緒に住むことはできませんでした。毎週母と私に会うために父は半日かけて自転車に乗ってやってきました。当時自転車は大事でした。この状況は私が3歳まで続きました。3歳になって家族はハノイで一緒に住むようになりました。私は小学校に入った時のことをまだ覚えています。その時ベトナムは戦争の影響で生活用品や食べ物などが不足する苦しい生活を送っていました。子どもたちは毎日学校へ行く前に朝、ご飯を食べることは珍しいことでした。お米が足りなかったので、お粥や芋などを食べました。美味しい食べ物を食べるチャンスがあまりありませんでした。着る物は2〜3着しか持っていませんでした。時々母は私のために父の服を直してくれました。それは私だけではなく、みんなそうでした。子どもたちが新しい服を買ってもらうのは、お正月だけでした。そんな苦しい時のことは忘れることができません。たぶん苦しい生活を体験したから、私たちは生活の大切さをよく分かるようになったと思います。私が高校を卒業したのは戦争が終ってから15年位たった時でした。ベトナムは国を発展させるために、国を開くという政策をとり、外国との連携や交換などが行われるようになり、国の経済は大変よくなりました。雑誌やインターネットなどによって、世界各国のことがよく分かるようになりました。日本はアジアの一つの国として、世界に誇れる知識や科学技術の先進国で日本の人々が幸せな生活を送っていると知りました。それから私はいつか日本に行って、日本人と一緒に勉強したり、生活することを夢見てきました。2003年に家族滞在で日本に来ました。その時主人は岐阜大学の修士課程で勉強していました。主人と一緒に生活すると理由で日本に来ました。日本へ来て見たのは、ベトナムで思っていたのと全然違いました。インターネットで日本の人々や生活のことが分かるようになりましたが、実際に目で見た日本社会は安全な文明社会です。日本人はいつも頑張っていて、向上心をもっているという印象です。日本の生活を体験すればするほど進学したいと思いました。でも勉強すれば子どもの世話や家事ができるかどうか、とても考えました。勉強すれば経済的な問題も増え、主人の負担にもなると思いました。しかし主人はいつも私の進学を支援してくれました。そして岐阜大学の大学院に進むことを決めました。夫婦二人とも学生となり、子どももいるので大変でした。毎日勉強や家事で互いにがんばっています。そして授業やセミナーではよい結果が出ました。大学に入ってからはずっと奨学金を望んでいました。2005年の8月に米山奨学会に申し込むチャンスがありました。友達にロータリーの米山奨学会は有名な会で、奨学生達はみんな優秀な学生だと聞いていました。良い結果を期待しましたが、失敗でした。残念だけど、もっとがんばろうと思いました。しかし、嬉しいことに奨学会からの2番目のお知らせをいただきました。合格通知でした。その時の嬉しさは言葉ではとても言い表わせないものでした。奨学生になって栄誉というプレゼントをもらっていると思います。色々な活動に参加させていただくようになって、日本の習慣や日本人の考え方などが良く分かるようになり、勉強させていただきました。初めて日本に行く時、進学を望んでいましたが、奨学金を貰うことは全然考えていませんでした。でも今奨学生になって色々なことが勉強になりました。そして来年の3月に卒業できれば、本当に自分の夢が叶うと思います。ベトナムの生活から私たちの夢が生まれ、日本での生活からがんばることを学びました。それは決してお金では買えないと思います。私たちは夫婦二人で来年卒業して、帰国するつもりです。国はまだ貧しいですが、私たちは国を発展させるためにどんなことがあってもがんばれると思っています。3年間日本に勉強及び生活をしているので、色んなことが勉強になっており、ロータリーの奨学会の方や先生方に心から感謝しています。いつもお世話になっていて、ありがとうございます。皆さんなにか聞きたいことがあれば、おっしゃって下さい。
Q.ベトナムに帰ってからの、ご主人のお仕事は?
A.主人は日本に来る前に、ベトナムの機械の研究所で働いていましたが、そこで働きます。
Q.その会社は民間ですか?それとも国がやっているものですか?
A.それはベトナム政府の研究所で、ハノイにあります。
Q.マイさんはどうされるんですか?
A.はい。戦後は英語教育なので、帰ってから高校の英語教師になりたいと思います。10年前の政策から小学校でも英語教育を取り入れるようになってきています。ただまだ英語教師の数が足りない状態です。
Q.ベトナムの教育システムはどうなっているんですか?
A.小学校は5年、中学が3年、高校は4年です。
 ベトナムはまだ貧しい国なので、知識もまだまだ遅れています。日本の知識や技術など勉強していかなければならないと思いますので、帰国してから日本で見たことや学んだことをベトナムの人々に広げていきたいと思います。昨日は真鍋さんが私たち家族を高山に連れて行ってくれました。ありがとうございます。飛騨の白川郷に行き、子どももとても喜んで帰りたくないと言っていました。私たちも初めて行って、とても綺麗な景色でした。

2006-2007週報/年間行事予定

岐阜エトスロータリークラブ 2006〜2007年度
例会日 毎週月曜日 12:30〜13:30
例会場 岐阜グランドホテル TEL:058- 233-1111
〒502-8567 岐阜市長良648
事務局 〒500-8833 岐阜市神田町2丁目  岐阜商工会議所3F
TEL:058-264-9235  Email:ethos@wishclub.jp
会長・高橋陽一  会長エレクト・副会長・大野茂夫 幹事・竹島武彦  会報委員長・寺田 稔