WEEKLY REPORT
第635号  No.39  2006年6月5日
超我の奉仕

前例会の記録
本日のプログラム
次例会の予定
○5月29日(月)第634回
○ソング:手に手つないで
○行事:卓話
元奨学生 張 青様
(担当 R財団・米山奨学会)
○6月5日(月)第635回
○ソング:君が代・奉仕の理想
○行事:総会
(次年度事業計画・予算案)
(担当 会長・幹事)
○6月10日(土)第636回
○ソング:我等の生業
○行事:献血
(担当 社会奉仕委員会)

会長挨拶 早瀬正英会長
 案内をお配りしましたように、6月5日に総会があります。そして後ほど社会奉仕委員会からご案内があると思いますが、6月10日に献血例会があります。
 私の方に「明日の会」の家庭学校開所式に出席したことへのお礼状をいただきました。内容を紹介させていただきます。
「私たちの再出発は障害者自立支援法の施行に伴ない、利用者の方やその家族の方々に対して、そして社会的にも益々大きな責任を果たさなければならないと考えています。私たちはこれまで養ってきた取組みを原点に持ちながら、利用者の方たちの働く意欲と生きる喜びを満たし、自立に向けて、なお一層充実した支援をしていきたいと思っています。」
 この前、武藤容治代議士が「明日の会」の話に非常に興味を持っていまして、何故かなと思っていました。「明日の会」の封筒を見ると山県市の社会福祉法人で、各務原にもありますし、代表の方が安江さんという方で、色々県の方で活躍している方です。来期に向けて色々な形で活動できればと思っています。
 今日のお客様は、先程幹事からも紹介がありましたが、もう”元”になりましたね。元米山奨学生の張青さんがいらっしゃっています。張青さんにお祝いが届いています。これは地区の米山委員長の方からで、修士課程ではなくて、博士課程、「ドクター」をとった方にだけへのお祝いということです。只今から贈呈したいと思います。おめでとうございます。
 今日は張青さんの送別会を兼ねるという事で、張青さんの益々の活躍と、これからの素晴らしい業績を期待しまして、乾杯したいと思います。

来客紹介 出席報告
元米山奨学生 張 青様
本日のホームクラブ 先々週の補正出席率
  16/27   59.26%   14/27   51.85%

ニコBOX (真鍋貞典副委員長)
◇園部貴敏幹事
 昨年に続きロータリーのゴルフコンペで連続優勝いたしました。次年の幹事の役も同時に付いてきましたので、来年のご協力お願い申し上げます。張さん、これからもよろしく。北京に行けるかもしれません。
◇広江武典君

 国際弁理士協会(FICPI)の100周年記念のパリ国際総会に出席して、昨日帰国しました。ウェルカムパーティーがルーブル美術館、フェアウェルパーティーがベルサイユ宮殿で開かれるという豪華なものでした。
◇尾藤英邦君
 金沢さんが6月より社長として戻ってこられるとのこと、張青さんのお別れ会のこと、いいことばかりです。
◇日比正子君
 張青さん!いよいよお別れで、寂しいですね。いつも、元気で、さっそうとエトスの行事に参加してくれた張青さんのこと、いつ迄も忘れないことでしょう。
◇真鍋貞典君
 張さん、先日は思いがけず名古屋のホテルで楽しいデートができてうれしかったです。お元気で。

委員会報告
◆社会奉仕委員会 樫詰庄二委員長
 6月10日土曜日10時から献血例会を実施いたします。場所は岐南町のカーマ・ホームセンターです。また事務局の上野さんの方からFAXをしますので、ご協力よろしくお願いします。
◆幹事報告 園部貴敏幹事
 先程ニコBOXにもありましたが、昨日A・B分区合同のゴルフコンペで連続優勝いたしました。私どもが団体戦優勝、2位が西ロータリーさん、3位東ロータリーさん、4位東南ロータリーさん、5位が岐阜城ロータリーさんでした。
12クラブ合同で各4名づつ参加でプレーいたしました。平行してゴルフコンペの中でチャリティ・ホールを設けました。7番と14番のショートホールで、のらなかった人に罰金をいただいております。それをジャワの災害義援金として、36,500円を今日、岐阜新聞の方に届けたいと思います。明日の新聞には出ると思います。参加者は篠田パスト会長、杉江パスト会長、田口さん、それから私でございました。
外部卓話(担当:R財団・米山奨学会委員会)
 本日はR財団・米山奨学委員会担当の卓話になっておりまして、ささやかではありますが、張青さんのフェアウェルパーティーを兼ねております。
尾藤英邦カウンセラー
 先日、後藤米山奨学会委員長が5月29日は都合で出席できないから、カウンセラーである私に卓話をしてほしいという依頼があり、心よりお引受けいたしました。5月14日の新緑例会で張青さんのお別れ会ということでしたが、天候不順で中止となりました。従いまして今日お別れ会を兼ねるということで、まったく好都合だと思います。張青さんは本当に運がいいかただと思っております。
 さて、以前の例会におきまして、張青さんの就職の件で、皆さんにいろいろとお願いをいたしました。実は広江パスト会長からとてもいいお話がありまして、張青さんと私と2人で、先日、広江国際特許商標事務所さんへおじゃましました。そのことを広江さんのほうからよろしくお願いいたします。
広江武典パスト会長
 皆さんご存知のように、私は特許事務所をやっております。特許事務所というのは、先ほど「パリで総会がありました。」とニコボックスへ入れましたが、「弁理士」という同じ資格が世界中にありまして、世界中で同じような仕事をしているわけですね。最近、中国が特許出願ブームです。もうバブルといっていいくらい、特許の申請がたくさんあります。それはなぜかというと、中国はこれから発展する国ですから、日本とかヨーロッパとかアメリカの大企業が、中国へ進出するために特許をいっぱい取るわけですね。それでこれから、世界中の企業が中国に進出して、中国の国の発展のために貢献しつつ、企業としても利益を上げてやっていくわけで、特許出願がすごく増えています。日本では最近、年間に40万件くらい特許の申請があります。これは世界一です。アメリカはだいたい15万件〜20万件くらいで2番目です。中国も最近、アメリカと同じくらい、10万件とかそれくらいの数字になりつつあります。それは、中国もWTOに加盟して、日本やアメリカと同じように特許制度のまったく同じ仕組みが作られてて、特許を持っていると中国の企業と貿易ができて、ライセンス料が入ってくるという仕組みが、国際的な枠組みで、できています。中国の特許事務所は、昔は国営の特許事務所ひとつしかありませんでした。中国国際貿易促進委員会「CCPIT」といいましたけれど、要するに国家機関がひとつ、特許事務所としてあっただけです。ここ数年は、自由化されて、当初4つくらい民間の特許事務所が認可されて、ここ5〜6年の間にどんどん増えてきて、多分、今は70〜80くらいの特許事務所があります。それは、海外のクライアントからの依頼を請け、仕事ができる特許事務所です。国内の特許事務所は1000から2000くらいあります。その海外からの仕事を請ける特許事務所は、世界中から来る書類を中国語に翻訳して、中国の書式に合わせて申請書類を作って、中国の政府に出します。こういう仕事をするわけです。うちも中国には毎年かなり特許を出していますので、取引先が4〜5件あります。それと、うちの事務所に中国人のスタッフがおりまして、先日お2人に会っていただきました。胡さん、日本語では「こ」さん、中国語では「ふう」さんと呼びます。女性でして、北京外国語大学の英文科を出て、4〜5年北京の特許事務所へ勤めていました。その後、だんなさんが、岐阜大学へ留学する時、2人で日本に来て、だんなさんは修士課程まで修了後、今、関の工業団地にありますシーシーアイという会社に勤めています。お2人とも日本に永住許可を持っていて将来もずっと日本にいる予定だそうです。胡さんはうちの事務所に入ってから、3〜4年経ちます。5月の連休に北京へ里帰りされた時、うちの取引先の特許事務所5〜6ヶ所、回ってきてもらいました。そういったつながりがあります。張青さんには、「中国の特許事務所は仕事がたくさんあって大変いいよ。給料もいいよ。弁理士になると、ベルサイユ宮殿のパーティにも出れるよ。」というようなことを説明しまして、特許事務所をお勧めしました。張青さんは日本語の技術文献がちゃんと読み書きができますので、それを中国語に翻訳したり、日本の企業に、中国の特許に関する手続きや、情報を日本語で説明できます。そういう能力があるので、紹介をしまして、早速1ヶ所から就職試験の問題が送られてきましたようです。英語と中国語をそれぞれ日本語に翻訳する「筆記試験」を今やっていただいているそうです。ひとつダメでもまだいくつかありますので、ぜひ挑戦して特許事務所に就職できたらいいなということでお世話させていただいています。
 パリへは、「FICPI」という事務所を開業している弁理士の世界弁理士協会というのがありまして、そこのメンバーで、行ってきました。会員が1000人くらいで、奥さんが700人くらいの、そんなに大きくない団体です。3年に1回開かれる総会で、ちょうど100周年でして、パリでありました。ルーブル美術館は、火曜日は休館日なんですが、この休館日の夕方から貸切で、細かい部屋へは入れませんでしたが、メインストリートだけですね。ミロのヴィーナスとかニケの像とか、モナ・リザの部屋へ通じる、そういうメインストリートは、貸切で1時間半くらい自由に見ることができました。ピラミッドのある入場するところが、広いホールになっていまして、あの下にテーブルを1500人分くらい並べて、ちょうどピラミッドのガラスの真下で、ウェルカムパーティでした。それから、会議が3日間くらいありました。ま、出てもわからないので、朝行ってちょっと挨拶して、昼からは遊んでいましたが。もう1日はエクスパーションといって、会議の参加者全員で遊びに行く日が1日ありました。セーヌ川に食事のできるかなり大型の船がありまして、500人くらい乗れるのを3隻貸切って、行ったり来たり、セーヌ川を上ったり下ったりしました。最後がベルサイユ宮殿。ベルサイユ宮殿は正面の突き当たりのところにメインの建物があるのですが、そこも夕方から貸切で、メインの見学できるところを見学しました。庭に出ると、噴水のある池があってずっと向こうまで、遥か見渡す限り庭が続いているのですが、噴水の横を左へ降りて行くとパーティができるスペースがありまして、そこで最後のディナーでした。そこで一番カッコ良かったのがウエイターね。ギャルソンっていうんですか。黒の詰襟みたいな制服を着て20〜30人くらいいるんですが、皿を持って一列に整列するんですね。合図されると、各テーブルへいっせいに料理を配ります。それを料理が変わるたびに。デザートなんかこんな大きなお皿を持っていっせいに入ってきて「おおっ!」という感じでした。そういうパーティでした。
張 青さん
 皆さんお久しぶりでございます。岐阜大学の張です。今日は、私のためにお別れ会をやっていただいて本当に感動しました。先ほど尾藤先生も話されましたが、私は多分運がいい人。本当に私もそう思います。日本に来てもう7年になりました。この7年間は私の人生で、一番貴重な時期だと思います。特に2年前から米山奨学生になって、エトスクラブに入ってから、本当に良かったと思います。色々いい思い出があります。本当に皆さんお世話になりました。卒業してからも尾藤先生や広江先生にいろいろお世話になって、本当に心から感謝の気持ちでいっぱいです。これからもがんばりますので、北京へ帰ってからもぜひ連絡して下さい。もう今日はここまでで、すみません。ありがとうございました。
尾藤カウンセラー
 張青さんの今後の予定を少し紹介します。8月まで、日本におられて、現在は週3回、岐阜大学のお世話になった教官のお手伝いをされているということです。もし日本にいる間に翻訳などのアルバイトがあれば、お願いしたいということです。それからこの前、広江さんのところで大変いいお話をいただいたのは、張青さんが向こうへ行かれて、もしそういうところで就職ができた時に、研修会を今度アメリカからある方が来られるので、一緒に受けたらどうかと、それも「タダでいいよ」ということを言っていただきまして、なんか本当にトントン拍子でいい話が、張青さんに入ってきていると思います。しかも今お話を聞きましたら、すでに1社から筆記試験の話がきているということで、張青さんは大変努力されて、多分、いい文を書かれたと思います。これはやはり、今まで、随分努力をされたその賜物と思います。やはりチャンスというのは、常に準備しておかないと、なかなか巡って来ないのではないかと思います。
 2006年3月20日の米山奨学生レポートを紹介します。これまでの米山奨学生の生活で得たものや、日本留学の成果、今後の計画について。これは必須のレポートですね。これを紹介します。
「私はロータリー奨学金をいただき、誠にありがとうございました。大変役に立ち、うれしかったです。また、日本のロータリーの皆様と出会い、日本人の良さ、文化の違いや生活の習慣の違いなど多くのことを教えていただきました。これは、何事にも代えがたい人生の経験でした。日本の人たちの暖かさが良く身にしみました。これからは、日本と中国との心の架け橋になり、お互いの調和を理解していくつもりです。」
というレポートを出していただきました。「カウンセラーの所見」というのがありまして、紹介いたします。
「張青さんは大変勉強熱心であり、またロータリー活動にも積極的に参加されました。素晴らしいかたであると思います。また、書類の提出が遅れましたことを深くお詫びいたします。」
とこんなようなことを書きました。
 張青さんの学位記というのがありますので紹介します。「専攻の博士課程において、本学大学院工学研究課生産開発システム工学専攻の博士課程において所定の単位を修得し、かつ必要な研究指導を受けた上、学位論文の審査及び、最終試験に合格したので、博士課工学の学位を授与する。」1番で卒業をされました。りっぱな博士になられました。張博士、今後もよろしく。大したもんです。素晴らしい。

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