○5月9日(月) 第589回 ○ソング:君が代・奉仕の理想 ○行事:内部卓話 真鍋会員・篠田会員 (担当 R情報)
○4月25日(月) 第588回 ○ソング:手に手つないで ○行事:内部卓話 後藤会員 (担当 新世代)
○5月16日(月) 第590回 ○ソング:我等の生業 ○行事:内部卓話 樫詰会員・横山会員 (担当 R財団)
皆様、こんにちは。今週の金曜からゴールデンウイークに突入します。皆様も旅行にゴルフにとご予定が入っていらっしゃることと思います。体調にはくれぐれもご注意ください。 さて、今朝9時過ぎに飛び込んできたニュースですが、JR福知山線で脱線事故が起こりました。電車が脱線した後、マンションに突っ込んだようで多くの死者や負傷者がある模様です。皆様も連休中の事故には充分ご注意ください。 皆様もお気づきでしょうが、大野幹事が欠席しておられます。奥様が急にご病気になられたそうです。詳しいことはまだわかりませんが、早くよくなるようお祈りしております。 新緑例会の件ですが、多くのの方々に参加していただけるようで大変喜んでおります。ご夫人も多数ご参加ということで、楽しみにしております。 本日の内部卓話は、久しぶりに後藤会員のお話が聞けるということで、楽しみです。よろしくお願いします。
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◇早瀬正英 新緑、目にしみます。花粉、黄砂も目にしみます。あと少しの我慢です。 ◇尾藤英邦 5月8日の岐阜市内RCの謡曲会に参加します。東RCの大野さん(大野茂夫さんのお兄様)と一緒に班女を謡います。 ◇後藤昌弘 お久しぶりです。タクシーで来たら、立派な道ができていました。駐車場もできてました。浦島太郎の心境です。 ◇寺田 稔 先週は欠席してすみませんでした。愚妻ともどもテニス旅行に行ってまいりました。
◆後藤会員 皆様、お久しぶりでございます。今日も敷居が高いと感じながらまいりました。また、ロータリーから手紙が届くたびに、クビの通知ではないかとどきどきしておりました。 昨年来、忙しい思いをさせられました名古屋弁護士会の会長選挙も2月4日に投票日を終えました。私はその事務局長を務めてために、皆様にも大変ご迷惑をおかけいたしました。今日はその罪滅ぼしとして卓話を命ぜられましたので、お話させていただきます。 最近話題になったことといえば、名張の毒ぶどう酒事件の再審請求が興味深いのではないでしょうか。この事件は昭和36年に奈良県との県境に位置する名張市の山奥の村で起きた事件です。よくある懇親サークルで総会の後の乾杯のときに女性が飲んだ白ぶどう酒に毒物が混入されていたのです。女性20名のうち、5名が死亡、12名が重体となりました。この事件で村は大騒ぎとなりましたが、山奥の村ということでよそ者がやったとは考えられません。村の中の誰かが犯人ではないかということで、事件から1週間ほど経って、奥西死刑囚が逮捕されたのです。彼は、近所の後家さんと不倫していたということ、それが原因で奥さんとうまくいかなくなったため、不倫相手と奥さんを殺そうとしたのではないかという理由から逮捕されました。しかし、指紋など物的証拠は何もなく、彼が現場に一人でいた時間があるという状況証拠しかないままの逮捕でした。あとで、ぶどう酒のビンの王冠についた歯型が一致したという証拠もあげられましたが、100%決め手となるものではありません。さらに、逮捕直後には自白していたものの、裁判が始まると一転して無実を主張し始めたのです。裁判は36年から39年までに及び、一審の津地方裁判所では証拠不十分として無罪が言い渡されました。これを不服とした検察側は控訴し、二審の名古屋高裁では有罪となり死刑となったのです。そして、何度も再審請求を起こし、今回7回目にしてやっと通ったということです。 皆様も御承知のとおり、裁判は三審制をとり、地方裁判所から高裁、最高裁へと再審請求できます。しかし、再審が通るというのは極めて例外的なもので、かなり厳しい条件があります。今回の事件もそういった条件をクリアして、再審請求が通ったと思われます。問題になった王冠の歯型も本当に一致したのかどうか、また、今回は弁護団が混入されたと思われる農薬を探し出し、調べたということです。使われた農薬は赤色をしているため、白ぶどう酒に混ぜるとピンク色になりますが、事件では白いぶどう酒のままだったという証言。また、農薬の成分についても食い違った点があるなど、不信な点をあげて再審請求に臨んだようです。このように、再審開始の決定を受けるまでが大変なのです。 裁判も結局は人間のやることです。特に証拠の少ない事件ではこういった再審を行う結果になることがあります。死刑囚というのは本当につらい毎日を送っていると聞きます。奥西死刑囚も今すでに70才を越えているそうです。どんな気持ちで日々を過ごしているのでしょうか。 もう3〜4年もすると、裁判員制度が導入されると思います。これによって一般の人々も判決を下すことができるようになります。弁護士というのは、とにかくやれるだけのことをし、最後は裁判官に判決をゆだねます。それによって人生が決まってしまうのですから、重大な役目だと思います。裁判員制度というのは、そんな重いものを一般の人たちにも背負わせようというものなのです。それがいいことなのかどうか、私にもわかりませんが、皆様はどう思われるでしょうか。
会長・杉江正光 会長エレクト・副会長・早瀬正英 幹事 大野茂夫 会報委員長・森三智也