WEEKLY REPORT
第566号  No.12  2004年10月18日
ロータリーを祝おう

本日のプログラム
前例会の記録
次例会の予定

○10月18日(月) 第566回
○ソング:我等の生業
○行事:職場例会
(担当 職業奉仕)

○10月4日(月) 第565回
○ソング:君が代・奉仕の理想
○行事:卓話
米山奨学生 張 青さん
(担当 R財団・米山)

○10月25日(月) 第567回
○ソング:それでこそロータリー
○行事:卓話
(担当 国際奉仕)



会長挨拶 杉江正光会長

皆様、こんにちは。本日は、園部会員の奥様、ゆかりさん、そして米山奨学生の張青さんが例会に出席してくださいました。張さんには後ほど卓話をお願いしております。
イチローが84年ぶりとなる、260本安打という素晴らしい記録を打ち出しました。アメリカも日本も大変な騒ぎとなっています。今年はオリンピック、イチロー、ドラゴンズの優勝と、スポーツ関係において愛知県出身の選手が大活躍です。ドラゴンズの優勝といえば、落合監督が就任の挨拶で「新しい選手はいらない、今いる選手が1割アップの力を出せば優勝できる。」と言った言葉が印象に残っています。その言葉通り、見事に全員野球で優勝を勝ち取ったことは素晴らしいことだと思いました。 中国のことわざに「疑勿用、用勿疑」というものがあります。これは、「疑わば用いるなかれ、用いれば疑うなかれ」という意味だそうです。人使いの心構えとして、リーダーたる者一度信用したからには最後まで使えということです。落合監督はその通りのことを実行されたのだと思います。我々も会社のリーダーとして、社員に対して同じ事がいえるのではないでしょうか。
地元スポーツ界の元気をもらい、これからも頑張っていきましょう。


来客紹介 出席報告

本日のホームクラブ 先々週の補正出席率

 20/28  71.42 % 

  24/28  85.71 % 

慶祝行事 生信出席・親睦委員長
会員誕生日 武藤容治・寺沢祥一・早瀬正英
夫人誕生日 栗林千代様・広江美代子様・田口淳子様・園部ゆかり様・寺沢幹子様
結婚記念日 真鍋貞典・大野茂夫・尾藤英邦・赤塚武彦・平松 實
15年皆出席 栗林裕樹

ニコBOX

杉江正光会長
園部ゆかりさん、本日はようこそエトスに遊びに来て下さいまして、ありがとうございます。
うれしくて投函します。又、張青さん、卓話よろしくお願いします。
園部貴敏
今日は愛妻のゆかりがお世話になります。

広江武典
せっかく妻とご招待頂きましたが、明日からイタリアのベネチアで開かれる国際会議に一緒に出かけるため準備で忙しくて出席できませんでした。申し訳ありません。

栗林裕樹
15年祝っていただきまして。

真鍋貞典
中日ドラゴンズ、イチローあめでとう。地元が元気なのはうれしいものです。

尾藤英邦
米山奨学生の張青さん、本日は卓話よろしくお願いします。ゆっくり、自分のペースでお話ください。

高橋陽一
二男に初孫が誕生しました。台風21号の大雨の日でした。女の子でした。何と呼ばせたらいいのかと聞くので、ヨーさんでは面白くないので、ヨン様と呼ぶようにと嫁に言っておきました。

田口利満
ウレシー!昨日は4ヶ月ぶりのゴルフ、ドライバーも振れた。皆さんまた誘って下さい。

寺田 稔
土曜日に、おやじの23回忌、おふくろの33回忌の法要を勤めました。私もあと5年もすれば母親の亡くなった年齢になります。にくまれても長生きしたいです。


委員会報告

◆社会奉仕委員会:田口委員長
「あしたの会」の家庭学校まつりのバザー用品の提供ありがとうございました。本日、さっそく届けたいと思っております、ご協力ありがとうございました。


◆R情報委員会:寺田委員
先週のご連絡させていただきましたが、IGMを10月21日(木)、「グランドホテル」にて開催いたします。リーダー日比さん、委員会から私と役員から早瀬さん、出席義務者は平松さん、後藤さん、樫詰さん、岩村さんとなっております。テーマは「楽しいクラブにしよう。出席率を上げよう。」となっております。欠席される方が代理の方に出席していただきますよう、よろしくお願いします。

◆職業奉仕委員会:柳原委員長
10月18日は職場例会となっております。笠松にあります、松原特別代表の会社「光製作所」を見学させていただくことになっております。栩栩然に12:30に集合し、昼食をとり、車で移動して13:30くらいから見学させていただく予定にしておりますので、よろしくお願い致します。


卓話 米山奨学生 張 青さん  (担当 米山奨学会)

◎米山奨学会 尾藤委員長
本日は、米山奨学生の張青さんに卓話をお願い致しました。大学での研究のことや日本での生活など、お話していただこうと思っております。よろしくお願いします。

 

 

◎張青さん卓話
皆様、こんにちは。私は中国の北京から参りました張青と申します。大変お世話になっております。今日、私はここでスピーチさせて頂いて、本当にありがとうございました。
私は岐阜大学工学部生産開発システム工学専攻、コンクリート工学研究室で勉強しています。今年、博士2年生です。私は土木研究領域における、最も有名な森本教授のご指導を頂き、先端の研究、実技技術を利用し、岐阜県下主要橋梁のデータベースを立て、評価と解析することにより、橋梁の劣化機構を推定するエキスパートシステムを構築して、橋梁の長寿命化のための設計、施工、維持管理の技術を研究しています。この研究では、岐阜県の重点課題として、注目されています。今までの研究は予想の通り、順調に進んでいます。研究成果も多数発表しました。
ここまで、自己紹介と研究内容について簡単に説明しました。
次に私の出身地、北京についてお話をしましょう。
私の出身地は北京です。今日、ここにいらっしゃる皆様の中にきっと北京に行かれたことがある方がいらっしゃると思います。そして、秋に北京に行かれた方は手を挙げていただけませんか?皆様もし今度北京に旅行したら、地元の私自身の考えでは、すばらしい秋をお勧めします。なぜならば、昔から、「天高馬肥秋」(てんたかく、うまこえるあき)と言うことわざがあります。そして、紅葉に染まった景色、また歴史悠久の行事は北京の三大特徴として有名でした。
今日、私は主に北京の秋の行事について、お話したいと思います。秋に入ったら、夏の高温天気がだんだん弱くなり、気分もだんだん良くなりました。北方における北京に対して、一番いい季節です。木の葉も黄色くなり、本当の黄金に輝く季節になります。この黄金に輝く秋に北京人にとって、一番大事なゴールデンウィークがあります。という意味は、この1週間のお休みの間に二つ行事があります。中秋節と国慶節です。
まず、 中秋節というのは、文字の意味のように秋の真ん中にある行事です。日本語でいいますと“月祭り”とか、十五夜とも言います。この行事は中国のお正月ー春節以外、第二大伝統行事であり、旧暦の8月15日にあります。実は今年の中秋節は先週の火曜日9月28日でした。一般的に、中秋節の夜、月が一番丸く、満月の日なので、団園節ともいいます。この日では家族全員、家に帰って美味しいものがいっぱい並んだテーブルを囲んで、美しい月を鑑賞しながら、話したり、お酒を飲んだり、美味しいものを食べたり、また子供のにぎやかな声を加え、平和、幸せな家族像を現します。お正月のように、中秋節にも特別な食べ物があります。それは“月餅”です。(漢字ではつきもちという文字で、中国語ではユエピンと言います)、その形は月のように丸くことから名を付けました。一般的に大きさは直径5センチから10センチごろのものですが、色は黄色の方が多く、デザインは様々です。中身もいろいろあります。たとえば、卵、果物、肉などは普通で、味は甘いものが多いです。最近の新聞によりますと、今年の中秋節前、中国の南方においては、食用性金箔などで飾った月餅もありました。ですから、月餅一個の値段は日本円にすると何十円から何万円くらいするものもあります。
中国各地では、中秋節を祝う習慣と中秋節に関する伝説がいろいろあります。私は小さい時に聞いた物語は、今でもはっきり覚えています。晴れの十五夜の夜、美しく丸い月を見ると、何か薄い影が見えませんか?それは月に住んでいる、一番美しい女の子と兎ちゃんです。子供の時の私は、よく月餅を食べながら、月に向かって「きれいなお嬢様、ずーと月に住むと寂しいでしょうか?」ということを考えました。
今年の中秋節はちょうど中国の建国記念日ー国慶節の二日前になり、先程言ったように、先週の火曜日9月28日は中秋節、金曜日10月1日は国慶節でした。ですから、両者合わせてお休みは1週間なので、ゴールデンウィークになりました。北京は中国の首都だから、国慶節は中国のどこよりもにぎやかです。毎年、天安門広場において、全国各地から珍しい花とか北京に運ばれて、特別なデザインの花壇を設立します。今年は「万衆一心」というテーマとした巨大な花壇が設置されました。こちらの写真をご覧下さい。これは北京の天安門広場の今の様子です。万衆一心の漢字では万は万人の万、衆は民衆の衆、一心は一つの心の文字です。その意味はすべての人が心を一つにする。天安門広場花壇の全体の面積は12000平方メートル、紫色、赤など鮮やかな色を基調とした花が30万株ほど植えられています。この万衆一心の花壇の真ん中、大きな噴水があります。夜になると、きらびやかで美しいネオンランプが北京の夜空を輝き飾りました。北京の人たちは、お休みを利用し、家族全員、特に子供を連れて、天安門広場の花壇を鑑賞する習慣があります。そして、北京市内の各公園で開催している、いろいろなイベントもたくさん開かれて、観光客の足を止めました。これらの伝統行事、また祝日の活動は北京の秋を最も人気がある季節になるとも言えます。ですから、皆様は今度北京に旅行される時は、一番美しい秋を覚えておいてくださいね。
北京の秋の行事は中国の独特な伝統行事として、大切に受け継がれていくことでしょう。秋は美しい季節、また収穫の季節と言えます。私が日本へ留学して、収穫したこと、経験したことをお話したいと思います。
私は日本へ留学するのが夢でした。日本の進んだ技術を学ぶため留学したいと考えていました。岐阜は小さな町ですが、静かな環境、新鮮な空気、きれいな水、何より親切な人々に惹かれ、すぐに慣れ、岐阜が好きになりました。生活する中での悩みは、物価が高く、苦しい経済状況なのも勿論ですが、心を開いて話ができる人がいないという寂しさが一番の悩みでした。それで、勉強するだけでなく、できるだけ多くの日本人、日本社会に触れ合うため、いろいろな交流活動に参加しようと思ったのです。勉強やアルバイトの他に、イベントに参加したり、踊り、茶道、華道、着物教室などの見学、能や歌舞伎の鑑賞にも出掛けました。ホームステイにも参加し、日本の小学生と交流したりしました。そして、日本社会や日本人に対して、だんだんと理解が深まり、有意義な生活が送れるようにもなりました。
今年は特に米山奨学生になることができ、経済面でも研究面でも恵まれました。クラブの活動にも参加し、カウンセラーの方、会員の皆様と心の触れ合いができ、精神的にプラスになったと思っています。今後も、日本と中国の交流のため、少しでも貢献できたらと思っております。ありがとうございました。
◎真鍋会員

一度、中国の方にお聞きしたいと思っていたことなのですが、先般のサッカーアジアカップの際の中国人の反日感情には驚かされました。中国の若者は日本に対してどのような感情を持っているのでしょうか。我々日本人は水に流そうというという体質がありますが、やはり歴史ある中国としては、日本に侵略されたという過去は簡単には忘れられないのでしょうか。しかしながら、これからの若い世代には、それを乗り越えて仲良くしていってもらいたいものです。
◎岩村会員
私は商工会の研修生の受け入れで、何度か中国を訪れておりますが、現在、中国の研修生を100名ほど受け入れております。10月29日には第一陣が帰国しますが、すぐに35人ほどが日本に来ることになっています。
中国の若者は日本の技術に感心を持ち、日本へ来たいと思っています。日本で勉強できる張さんは、大変恵まれた環境にあるのではないでしょうか。研修生は一度中国へ帰ると、よほど優秀でない限り二度と日本へ来ることはできません。商工会で通訳をお願いしている方も、岐阜教育大に留学し、縁があって日本人と結婚されました。国籍はまだ取っていませんが日本と中国を行ったり来たりしています。
研修生は日本で3年間働き、200万円ほど貯めて中国へ帰りますが、6〜7千円の給料しかもらえない中国の現状から、日本へ来たがる若者が減ることはないでしょう。


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岐阜エトスロータリークラブ
例会日 毎週月曜日 12:30〜13:30
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会長・杉江正光  会長エレクト・副会長・早瀬正英  幹事 大野茂夫   会報委員長・森三智也