○3月22日(月) 第541回 ○ソング:手に手つないで○行事:(担当 100周年記念)
○3月15日(月) 第540回 ○ソング:それでこそロータリー○行事:内部卓話(担当 社会奉仕)
○3月29日(月) 第542回 ○ソング:○行事:次期会長セミナー報告(担当 会長エレクト)
皆様、こんにちは。暖かい日が続いておりますが、一番体調を崩しやすい時期でもありますので、健康には充分ご留意いただきたいと思います。 本日は4名の方の卓話をお願いしてあるということで、楽しみにしております。そのために時間をたっぷり使っていただきたいと思いますので、挨拶は短めにしておきます。 さて、皆様はプレッシャーには強い方でしょうか?私は昨日、あるゴルフの予選会に行ってまいりましたが、ほんの短い距離のパターを外してしまいました。以前にも、岐阜オープンの予選でわずか10cmのパターを外したことがありますが、その時にも異様な筋肉のこわばりを感じた記憶があります。大きな大会になるとティーアップしようとしたボールが緊張して乗らないという経験もあります。ある大きな大会では、いかつい顔をした男性が見ていてわかるほど手が震えていて、ティーにボールが乗らなかったり、ドライバーを持つ手が震えてボールに触ってしまい、ボールが転がってしまったというのも目にしたことがあります。 人それぞれプレッシャーの大小もありますし、中には火事場の馬鹿力の発揮できる人もいらっしゃるかと思います。プレッシャーとは何でしょうか。うまくやらなくてはいけない、恥じをかきたくないという気持ちが自分をしばってしまうということではないでしょうか。 エトスRCの皆様もプレッシャーには弱いと口ではおっしゃっておられますが、様々なプレッシャー、逆境を乗り越え、それをばねにして上ってこられた方々だと思います。こうして人前で話すことも確かにプレッシャーですが、これも慣れですし、やはり気の持ちようだと思うのです。皆様もそのような機会がありましたら、それも勉強だと考え、トライしていただきたいと思います。
23/29 79.31%
◎「あれから31年 目から鱗の体験」 園部貴敏会員 本日は社会奉仕委員会担当の内部卓話ということで、4人の連携プレーによって進めさせていただきたいと思います。時間に限りがありますので、さっそく私からお話させていただきます。 「あれから31年」とありますが、何があったのかと申しますと、31年前の3月10日に縁あってロータリークラブの交換留学生としてオーストラリアのメルボルンに出発したのでありました。1年間ではありましたが、すばらしい体験をすることができ、後の自分の人生に生かすことができたと思っています。 その時代はまだ日本とオーストラリアの交流も進んでおらず、旅行者も今ほど多くはありませんでしたので、私としては相当の覚悟をして出発しました。マニラ経由でオーストラリアに到着し、現地ではカウンセラーの方が出迎えてくれました。到着した日の夜は時差と疲れとで、16時間も寝ていたことに起きてびっくりしました。英語の方も、留学前にNHKの英語講座番組で勉強したのですが役に立たず、しばらくは身振り手振りで伝え、言われることも理解できないといった状態でした。 とにかく、プレッシャーと重大な使命感のようなものを感じ、生活に慣れるのに必死でした。初めのホストファミリーはミスタークーパーという南RCと姉妹クラブの会長を務めていらっしゃる方で、陶器製造の仕事をしておられました。陶器製造に関しては日本で学んだということで、工場も案内して下さいました。その後1年間の間に9軒のホストファミリーの変更がありましたが、そのホストファミリーも暖かく迎えてくれ、いい人たちばかりでした。 ある日、地区大会に参加するためメルボルンから400〜500Km離れた町に向かいましたが、のどかな田園風景を望みながらのドライブでハイキングかキャンプにでも行くような気分でした。地区大会もアットホームな雰囲気でわきあいあいとした中で行われていました。レストランで食事をしたとき、私は聞き覚えのある歌が流れてくるのに気づきました。高校の文化祭で英語の歌を何曲か歌ったことはあったのですが、何を思ったかそのときに「ムーンリバー」と「慕情」を30人〜40人の人々の前で歌ったのでありました。それが「愛の園ちゃん」の始まりであったのです。 たいして上手に歌ったわけではないのですが拍手喝采で、私は留学して初めて心が通じたような気がしました。たとえ言葉が通じなくても意思を伝え合うことができる、感情で心地よく人と接することができるのだと実感し、本当にいい経験をさせてもらったと思っています。 ◎「春うらら・・・」 森三智也会員 10日から子供を連れて中国へ行っておりましたので、このようなことになっているとは思いもよりませんでしたが、今日は至ってまじめな話をさせていただこうかと思っています。 私は最近、私達の子供の世代のことをとても憂いています。小学校低学年のころから送り迎えをし、子供を放っておけないという家庭が多くあります。テレビからはいろんな情報がたくさん流れ、物質的にも豊かな環境であることに今の子供たちは押しつぶされているのではないかと憂いています。ロータリークラブの方針の中に、子供たちに職場体験をさせたり、クラブ会員が講師として出向くというものがありましたが、大変いいことだと思いますので是非実行していただきたいと思っています。 私の会社でも現在、中国人を6名雇っています。中国で働いていれば、給与は高くて6400円、安くて4800円程度ですが、私の会社では1ヶ月約5万円、残業をすると8万円〜10万円くらいはもらえます。1日16〜18時間も労働する中国人の若者がいれば、日本の若者が働けるところなど無くなってしまいます。そのような現実が、今日本の企業でもおきているのです。 このような情報社会となって情報が多くなりすぎると人は受動態になりがちです。私も子供の小さい頃、食が細くて悩んでいたところ、知人に「子供は食べろ食べろと言うと食べないが、これは子供は食べてはいけないものなんだ、というと逆に食べたくなるものなんだ」と言われたことがあります。人間は情報や物質が豊かになりすぎると受動態になってしまい、能動態になれないものなんだと思います。中国の子供たちは貧しい生活をしていますが、顔が輝いて闘争心があり、能動的に物事を考える力があるように思うのです。今回、子供を連れて中国に行き、そんなことを考えていました。 ◎「この頃思うこと」 堀場弘一会員 何をお話させていただこうかと悩み、「この頃思うこと」と曖昧なテーマになっておりますが、先程会長のお話にプレッシャーの話が出ましたのでそのことに関してお話させていただこうと思います。 私も至って気が弱い方で、このように人前で話をするのは子供のころから嫌いでした。一人っ子で育った影響もあるのか、自分から何か行動をおこす必要も、人を掻き分けて進む必要もないという、何不自由ない生活をしてきました。その影響が年をとるとともに更に強くなってきたようで、人前に出ることもあまり好きではありませんし、恥ずかしいという気持ちがあるのです。できることなら人に見られることなく、静かに一生を終えられたらいいなと思っているほどです。 しかし、これは私の勝手気ままな考えで、やはり生まれてきた以上は人のために何かしていくべきだとも考え、ロータリーに入会させていただきました。結局、クラブ内でも人の後ろに目立たないように座っていて、皆様にお任せしてばかりいるような情けない人間ですが、それは自分でも何かしたいと思っているのに何をしていいかわからないので臆病になっているのだろうと思います。今期も残りわずかですが、少しでも何かお役に立てるようがんばりたいと思っています。今日は恥ずかしいことですが、自分の原点を少しお話させていただきました。 ◎「続編 戦艦大和」 後藤昌弘会員 前回の「戦艦大和について」の卓話の後、質問がありましたのでその点について少し補充させていただこうと思います。戦艦の大砲については、45口径46センチ砲という言い方をしておりましたが、拳銃のそれとは違うのかという質問がございました。拳銃の場合は何口径というのは純正の寸法で100分の1インチで計算します。ですからハワイで観光客相手に扱っている22口径の拳銃は、約5.6mmということになります。警察や軍隊で使っている38口径の拳銃は約1cmくらいで、スピードが同じならば弾の大きい方が威力があるということになります。 戦車に積んでいる大砲の場合も同じで、大砲のスピードでも威力は違い、日本の戦車は大砲が短く威力はありませんでしたが、ヨーロッパの戦車は長さがありスピードも出る威力のある大砲で鉄板も打ち破るほどだったようです。 また、自衛隊の戦車に載っている機関銃に関しては、アメリカが第二次世界大戦で戦車に積んで使うようになり、ほとんどの戦車に積むようになりました。日本でもゼロ戦には20mmの機関砲と7.7mmの機関銃を積んでおりました。機関砲と機関銃の違いは、弾の構造が違い、機関砲の弾は鉛の弾の中に火薬が詰まっていてそれが爆発する仕組みになっています。 拳銃の話に戻りますが、構造としては後ろにげきてつというものがあり、それを引いて弾の後ろにある特殊な火薬を爆発させて弾を発射させる仕組みになっています。新しいものになると、構造もシンプルでオートマチック化しており、自動的に薬きょうを出すような構造になっているそうです。 あまり、こんな話ばかりしていてはエトスはどうしてしまったんだと言われてしまうので、このくらいにしておきます。
会長・篠田伸実 会長エレクト・副会長・杉江正光 幹事 高橋陽一 会報委員長・生信良雄