WEEKLY REPORT
第502号  No.34  2003年4月7日
慈愛の種を播きましょう      "Sow the Seeds of Love"

本日のプログラム
次例会の予定
前例会の記録

○4月7日 (月) 12:30 第502回
○ソング:君が代・奉仕の理想
○行事:クラブフォーラム
朝陽R・C10周年に出席して
(担当 会長・幹事)

○4月14日 (月) 12:30 第503回
○ソング:我等の生業
○行事:内部卓話
(担当 クラブ奉仕)

○3月31日 (月) 12:30 第501回
○ソング:奉仕の理想
○行事:外部卓話
あしたの会 村瀬悦子様
(担当 社会奉仕)


会長挨拶    真鍋 貞典会長

皆様、こんにちは。いよいよ春本番ですね。桜が咲きますと単純な私は、特にいいことがあった訳でもないのについつい浮き浮きしてしまいます。堤防や畑の一角には、澄んだ黄色の菜の花が満開です。木蓮の純白の花は今にもこぼれ落ちそうです。昨日には紋白蝶がひらひらと、まだ弱々しげですが飛んでいるのが見られました。
甲子園では高校野球が真盛りです。残念ながら岐阜代表、中京のベスト8進出はなりませんでした。野球王国と、かつては言われた岐阜の最近の弱さは、ちょっと口惜しいものがあります。
プロ野球も開幕しました。今年の中日は打線がなかなかいいようです。巨人との第一戦は見事な逆転勝ちでした。第2戦は敗れましたが、昨日は打ち勝ちました。巨人ファンの方には申し訳ありませんがスッキリしました。中日ファンの私としては、今年はぜひとも優勝してほしいものです。
さて、このように平和な日本は春だ、桜だ、花見だと浮かれていますが、イラクでは戦争が続いています。砂嵐やイラクの反撃で、当初言われていたような、短期の終結はなさそうな感じです。長引けば長引く程、双方の損害、死傷者は多くなるでしょう。一般市民の苦痛も大きくなるでしょう。また多大な戦費が必要となります。トマホークミサイルが一基1億7000万円するそうです。単純計算でそれだけです。運送費、人件費を考えればとてつもない金額になります。お金を使って建物を破壊して、人を殺傷して、その後また多くのお金を使って建て直すのですから、やっぱり戦争はこの世の中の最悪なものの一つでしょう。
戦後の復興も大変になるでしょう。早くの終結を祈るのみです。
話は変わりますが、先週のプログラムに関して、お詫びしなくではなりません。バゼッションということで、皆様に御意見を出していただき今後の参考にしたいと思っておりましたが、時間がなく担当のプログラム委員の高橋さんには大変御迷惑をおかけしました。また、皆様には日頃お考えの事をお話しいただく時間がなく、中途半端になってしまいました。大変大切なプログラムであったのに、申し訳なく思っております。毎週のプログラムは、各委員会の担当になっておりますことは皆様よく御承知のことですが、年に1回か2回の時間分担しかありません。せっかくの時間ですから、各委員会さんにおかれましてはよく内容を吟味して、貴重な時間を持っていただきますようお願い致します。
その意味も込めまして、今日の村瀬先生の卓話は皆様心して拝聴していただきますようお願い致します。

◆広江武典さんへ、2003〜2004年国際ロータリー第2630地区100周年記念委員委嘱状


来客紹介 出席報告
あしたの会 村瀬悦子様
本日のホームクラブ 先々週の補正出席率

 23/35 65.71% 

 30/35 85.71%

ニコBOX

真鍋貞典会長
岩村さんお心遣いありがとうございます。桜は満開、心ウキウキ。何といっていいことはないのですが。村瀬先生御苦労さまです。
広江武典
昨日の岐阜東RC、岐阜東南RC、岐阜エトスRC、岐阜城RCの4ロータリークラブ合同ゴルフコンペにおいて、優勝を目ざし頑張りましたが、ダブルペリア方式のハンデにめぐまれず、残念ながら20位でした。それでも20位賞を頂きましたので全額投函します。
武藤容治
桜は咲けど、くしゃみくしゃみでハナ散らす。昨日の4ロータリー合同コンペ、くしくもドラコン頂きました。うれしい!
篠田伸実
次期クラブ奉仕委員会、開催ありがとうございました。楽しいひとときでした。
篠田伸実
昨日の4クラブ合同コンペ、参加の皆さんお疲れ様でした。他クラブとの親睦楽しかったですね。
大野修司
高橋さん、お世話になりました。ありがとうございました。
杉江正光
昨日、4クラブ合同のゴルフコンペで4位になりましたので投函します。楽しいゴルフでした。
大野茂夫
横山先生、先日はたいへんお世話になりました。
横山栄祐
桜満開、気温18℃、晴、娘が関西医科大学に入学することになりました。めでたし。
田村 豊
高橋副会長に面倒な相談をし、申し訳ありませんでした。後藤先生には色々ご指導下さいましてありがとうございます。早瀬幹事様4月19日の地区協議会に大変無理なお願いをしました。よろしくお願い致します。
竹島武彦
花見にいいころとなりました。今日もニコボックス投函ありがとうございます。


委員会報告
◆ポリオ撲滅キャンペーンについて
既に皆様にお願いしております通り、ロータリー100周年記念ポリオ撲滅キャンペーン募金へのご協力をお願いいたします。
◆次期幹事 高橋陽一
4月19日、地区協議会が四日市大学において開催されます。出席義務者の方、よろしくお願いします。出席義務者は、篠田、高橋、古田、杉江、岩村、園部、広江、竹島、早瀬、榎本、赤塚、田下、田口、寺田となっております。
また、本日例会後、次期の理事会を行いますので、よろしくお願い致します。

外部卓話  あしたの会 村瀬悦子様 (担当 社会奉仕)

◇卓話者紹介 柳原英三委員長
本日は「あしたの会」の村瀬悦子先生をお迎えして卓話を願いいたしました。現在は社会福祉法人「あしたの会」に属し、障害者の自立を図ることを目的として活動されております。9年程前からエトスロータリーと関りを持ち、8年前には例会変更で則武の施設にもお邪魔したことがあります。昨年の10周年記念の折にもお世話になりました。では村瀬先生、お願いいたします。

◇「あしたの会」のあゆみ

1984年 6月 障害をもつ子どもの親数名が集まり施設づくりのための活動を開始
      8月 「親と教師の学習会」を開く。資金作りのためのバザー開始。
     11月 柳戸日曜作業所を開設(月1回の活動)ここでの実践が作業所運営の基礎となる。
         会の名称を「障害児(者)の自立を図るあしたの会」とする。
1987年 4月 「あしたの会作業所」(岐阜市粟野)開設
1989年 4月 「あしたの会家庭学校」(岐阜市則武)開設
1991年 5月 「あしたの会共働学校」(各務原市蘇原)開設 喫茶TOMO開店
1994年 5月 「あしたのいえ」開設
1995年 4月 「ふくろうの仲間」開店
1997年 4月 「ふくろうの家」開設
1997年 7月 社会福祉法人の認可を受ける。社会福祉法人「あしたの会」となる。
1998年 9月 「あしたの会自然の家」開所
2000年 4月 グループホーム「ぶなの木」開設
◇村瀬先生卓話
 皆様、こんにちは。本日はお招き頂きありがとうございます。また、会社を背負い、社員、その家族を背負い、活躍されておられる皆様の前で、私のようなものがお話しするということで大変恐縮しております。大した話はできませんが、私達の活動していることをお話ししたいと思います。
先程、お話にもありましたが、エトスロータリー様とは9年程前からのお付き合いになります。毎年、クッキーの注文を頂き、去年の10周年記念式典の際もお世話になりました。生徒達も張り切ってクッキー作りをしておりました。
我々の施設は障害者、主に知的障害者が、義務教育を終了した後に通っております。学校を卒業した後、社会と接する機会がなくなりますし、社会に受け入れてもらうことはなかなか難しいものです。県や市の運営する障害者を受け入れる施設もいくつかありますが、そういった公の施設だけでは不足しているのが実状です。親さんとしても、人との関りを持って欲しいという希望から、障害者の親たちの立ち上げた施設が、今では17〜18くらいあります。普通でしたら学校を卒業し、成長していけば手がかからなくなるものですが、障害児を持つ親の場合は逆で、学校を卒業してからが大変になってくるわけです。それを少しでも手助けするため、私共の施設は小規模授産施設として、働くことを軸として自立を図るということを目ざして活動しております。
◎家庭的な温かい雰囲気
少人数で家庭的な血の通った温かい生活の場。職員も単に指導員というだけでなく、共に仕事をし生活する仲間であり、良き援助者でありたい。生徒たちは思いを伝えることが苦手であり、それは本人にとっても辛いことなので、少しでもリラックスした状態でいられることが大切であると考えております。
◎働くことを通して、生き生きとした生活ができる場
自分の場があるというだけでなく、責任のある場をもつことや、仕事を通して仲間に認められることは、その人の自信を培う。また、「働きたい」という要求を実現するためにも働くことを軸とした活動の場とする。彼らはどうしても受け身になりやすいので、そうではなく自ら意欲を発揮できるようにしていきたいと思っています。
◎共に仕事をし生活する中で、共に喜びを認め合える仲間関係
自分のことだけでなく傍らにいる人にも心を傾けることの大切さ、場を共にする人たちが互いに良いものを導き合える関係を見出していきたい。我々も同じですが、ほめられる、認められることはうれしいことです。彼らにとっても認められることは喜びであり、それを仲間と共にお互いに認め合えればと考えます。
◎もっている力を十分発揮できる作業所
作業もこまかいステップに工夫する。またそれだけでなく、力を最も発揮できるようなリラックス感とほどよい緊張感をもてる環境に配慮していく。
◎地域の人たちとのふれあいを大切にし、地域に根ざした施設
障害をもった人が生活の場としての地域の中で、あたりまえの生活ができるように、地域にとっても、ひらかれた場でありたい。そのために、地域の人たちとの交流や地域活動にも積極的に参加していく。我々の施設も住宅地の中にあるため、はじめは受け入れも難しいかと思われましたが、思ったより早く受け入れてもらえ、地域の方々の支援も得られるようになっています。また、学校とも交流を持ちたいと考えております。
しかしながら、まだ理解されていない部分もあり、先日もたまたま隣り合わせなった方が「行政が障害者のためにお金を使うのは意味がない。もっと違うことに使うべきだ。」ということを言われました。そのとき、私は「もしご自分の家族に障害者がいても同じ事が言えますか?」と聞いてみたかったのですが、口には出せず、「もし自治体が障害者に対しもっと理解があれば、行政はしなくてもいいかもしれませんね。そういう世の中になってほしいものですね。」とだけ言いました。
弱い者を助けるという制度があるから、そういった人たちも社会に出られる、家族の方も社会に出られるのです。そしてそういった体制があるからこそ、地域の人も弱い者を助けることの大切さを感じることができ、目を向けることができるのだと思います。弱者といわれるものに目を向けられない社会では、殺伐とした世の中になってしまいます。私も彼らから、人間として大事なもの、素直さ、一生懸命取り組む姿勢を身を持って教えてもらっている気がしています。そんな中で働けることは喜びですし、絶対になくすわけにはいかないと思っております。私は運営、経営に関しては全く素人なので、皆様からご指導しただけたらと思っております。本日は本当にありがとうございました。

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岐阜エトスロータリークラブ
例会日 毎週月曜日 12:30〜13:30
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〒502-8567 岐阜市長良648
事務局 〒500-8833 岐阜市神田町2丁目  岐阜商工会議所3F
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