WEEKLY REPORT
第496号  No.28  2003年2月24日
慈愛の種を播きましょう      "Sow the Seeds of Love"

本日のプログラム
次例会の予定
前例会の記録

○2月24日 (月) 12:30 第496回
○ソング:手に手つないで
○行事:クラブフォーラム
 (会長・幹事) IA地区協報告

○3月3日 (月) 12:30 第497回
○ソング:君が代・奉仕の理想
○行事:内部卓話(私の職業)
(担当 職業奉仕)

○2月17日 (月) 12:30 第495回
○ソング:それでこそロータリー
○行事:クラブフォーラム
100周年記念事業について (担当 国際奉仕)


会長挨拶    真鍋 貞典会長

皆様、こんにちは。先週は飛び石連休の谷間ということで出席率が随分悪く、卓話をお願いした3名、森さん、生信さん、田村さんには聞き手が少なくて申し訳ないことをしました。
さて、寒さも一時のような厳しさも少しやわらぎ、少しずつですが春の訪れを思わせるような陽気になってきました。
沖縄を主に各地でプロ野球のキャンプも真っ盛りです。先日もニュースではTシャツ一枚で汗を流す選手の様子を伝えていました。今年の中日ドラゴンズはどうでしょう。大リーグのヤンキースに行った松井の活躍はどうでしょう。私はイチローの様には大活躍するのは無理のような気がしますが、皆様はどう思われますか。でもやっぱり頑張って活躍してほしいものです。
さて今、世界が最も注目しているのはアメリカがイラクを攻撃するのか、やるなら何時始めるのかということでしょう。今のところアメリカに、はっきりと同調しているのはイギリスぐらいしかいません。ドイツ、フランス、ベルギー等のNATOの国々は国連の安保理のイラク査察の結果に対する判断を重視し、査察の延長を主張し、アメリカの武力活動に待ったをかけようとしています。ロシア、中国もこれに同調しています。
また、世界各国では、この戦争に対する反対運動が市民レベルで活発に行われています。特にこの前の週末には、日本でも、ヨーロッパでもかなり大規模なデモ集会があったようです。
アメリカや、イギリス国内でもかなり反対の声が強いようです。しかしアメリカが戦争を始めるとの見方が主流のようです。
ある人は20世紀は戦争の世紀であった。21世紀の始めに戦争が現実のものになるのか、それとも人類が20世紀の教訓を元に、この戦争を回避することが出来るのか。21世紀も相変わらずの戦争の世紀にしてしまうのかの別れ道のような気がすると言っています。
ひるがえって日本はどうしますか。世論は、この戦争に反対が多いのは当然です。理屈ではフセインや北朝鮮のキム・ジョンイルのような独裁者や独裁政治はよくないが、戦争、武力活動は回避すべきだというのが当然です。
しかしアメリカと同盟国の日本としては、面と向って反対出来るでしょうか。国家安全をアメリカにおんぶに抱っこの日本は反対出来るでしょうか。身近にある北朝鮮の脅威から守ってもらうためにも反対出来るでしょうか。
でも日本は回避のために、出来るだけのことをすべきだということには、反対の人はいないでしょう。小泉さんがイラクへ出かけて、フセインと交渉するような思い切った行動をおこして、世界に向けて日本の立場をアピールするチャンスのように思います。
戦争はいつも国家主義者のイデオロギーのぶつかり合いからおきますが、結果はいつもその国の国民がひどい目にあって幕をおろすのは決まっています。ブッシュ大統領が世界の独裁者になる恐れのある戦争回避に、日本は出来るだけのことはしてほしいものです。日本のためにも、世界のためにも。こういう時にロータリーというのは何も出来ぬのが現実の問題のような気がします。
羽島ロータリー35周年の記念講演があります。よかったら出かけてみて下さい。


来客紹介 出席報告
稲葉幹雄様 (長良川R・C)
本日のホームクラブ 先々週の補正出席率

 23/35 65.71% 

 33/35 94.28%

ニコBOX

真鍋貞典会長
杉江さんおそくなりました。ありがとうございました。先週の御三人のお話、楽しかったです。
広江武典
ポリオ撲滅募金キャンペーンでは会員の皆様にご協力を頂きありがとうございました。
武藤容治
うれしいことも悲しいことも様々です。
尾藤英邦
いつもお世話になっております。渡世は厳しいものです。
後藤昌弘
ようやく春めいてきましたね。
寺沢祥一
世の中景気は大変悪いですが、原点に戻って頑張ります。。
田村 豊
広江先生、後藤先生、本日はご多忙の中をご指導下さいましてありがとうございました。毎朝19歳の犬「ゴン」と3900歩程の散歩をしていますが、10センチ程に伸びたつくしをたくさん見る様になり、春を感じています。

委員会報告

◆マルチプル・ホール・ハリス・フェロー表彰
早瀬正英、金澤正雄、大野茂夫、竹島武彦
ご協力ありがとうございました。


クラブフォーラム 「100周年記念事業について」 (会長・幹事)

会長挨拶
以前から申し上げておりますが、2006年にロータリー100周年記念としてポリオ撲滅キャンペーンを推進しようと寄付のお願いをしてまいりました。ガバナーからも皆様にその主旨を伝える文書を頂いておりますが、今日は広江さんからも詳しい説明をしてもらいたいと思います。よろしくお願いします。
広江委員長卓話
ただ今、会長からもお話がありましたが、3年後の2006年にロータリーは100周年を迎えることとなり、各クラブで100周年記念委員会を作ることになりました。今年は連絡事項があるくらいで、まだ仕事らしい仕事はないだろうと聞いておりましたし、100周年記念大会がシカゴであるということで、その時にはシカゴへ行こうかな、という軽い気持ちで委員を引き受けました。
その後でポリオ撲滅キャンペーンを100周年記念委員会が担当し、地区で一人役員を出さなくてはいけないことになり、私はエリアコーディネーターという大役を務めることになってしましました。これは初めてのポジションですし、B分区と東海北陸分区を受け持つということで、とても大変な役を任されています。
さて、今日の本題に入りますが、ポリオ撲滅キャンペーンについて、その主旨を皆様にご理解いただき、ご協力を得られるように、お話しさせていただきたいと思います。
昨年の10月に第1回目のセミナーが行われましたが、私は仕事の都合で出席できず、代わりに寺田パスト会長に出席していただきました。2回目のセミナーも残念ながら私は仕事で出席できず、また寺田パスト会長にお願いしました。代理をこころよく引き受けていただきありがとうございました。
そんなことで、セミナーには一度も出席できず、このような場で大きな顔をしてお話できる立場ではありませんが、資料等で勉強しましたことをお話しさせていただきます。これまでにもエリアコーディネーターとして、岐阜城RCと各務原中央RCの方で卓話を行ってまいりました。
まず、ポリオという病気の説明ですが、皆様もご存知のとおり、小児マヒのことで人から人へウイルスが伝染していくものです。ひどい場合は死に至ることもありますが、筋肉が萎縮していまい、不自由な体になってしまいます。
岐阜城RCでは、宮川医院の先生がいらして、ポリオの説明をされました。実際、宮川先生のお父様がポリオにかかられ、足が不自由だったそうで、ポリオという病気の悲惨さを経験からお話されました。
1970年代までは日本でもポリオが発症しており、1970年代後半になって、やっとワクチンが投与されるようになってからは発症例はなくなりました。我々の年代ではまだワクチンのない時代でしたから、私の同級生でも小児マヒの人がいました。
ロータリーがポリオ撲滅に取り組むようになったいきさつについては、ロータリーが主体となっているわけではなく、世界保健機構(WHO)の、世界でポリオを撲滅しようという呼びかけに、ロータリーが賛同して始まったものです。
WHOと米国疾病対策センター、ユニセフの三者が主体となっての共同作業であり、民間でそれをサポートする最大の団体がRIとなっているという仕組みです。
1988年以前に入会された方はご存知だと思いますが、以前もポリオプラスキャンペーンという活動に協力いたしました。その時は1980年に125ヶ国でポリオが発症していたものが、2001年には10ヶ国に減少したという結果が得られました。ほとんど、撲滅できたと言っていい状態にまでなったのです。20億人の子供達にワクチンを投与し、400万人の子供達がポリオから免れたことになりました。
現在の残り10ヶ国はインドやパキスタン、アルジェリア、アフガニスタン等、発展途上の国々です。
ポリオウイルスは人間の体内でしか生きられないので、患者がゼロになれば撲滅できます。ですからWHOでは世界の子供達全員にポリオを投与しようという計画が持ち上がったわけです。
そのためには10億ドル、日本円で1200億円が必要となります。WHO、米国疾病対策センター、ユニセフはもちろん、日本政府、アメリカ政府、イギリス政府等の協力で、7億2500万ドルは既に集まっておりますが、残り2億7500万ドルをなんとかして集めたいということでした。その後世界銀行が1億6500万ドル、マイクロソフト社のビルゲイツ財団が2500万ドルを寄付してくれることとなり、最終的に、残り8500万ドルをロータリーで受けもつということになりました。その内500万ドルはRI財団の持っているお金を使い、8000万ドルを会員でなんとかしようということになりました。
世界には120万人のロータリアンがいます、その内日本人は12万人、全体の10%であり、単純に計算すると寄付金の割り当ても10%ということになりますが、世界にはいろいろな情勢の国がありますので、それを考慮し、日本は全体の20%を受け持つことになりました。つまり1600万ドルとなり、一人135ドルを2006年の100周年記念までに集めようということになったわけです。
先程お話しましたが、RIとしては1988年にポリオプラスキャンペーンを行って以降、初めての人道的キャンペーンとなります。また、RIとしては100周年記念事業はこれだけとなりますので、是非皆様のご協力をお願い致します。そして100周年記念には、必ずポリオ撲滅が報告できるようにしたいものです。
寄付金を集める方法としましては、各クラブに委ねられておりますので、2006年までにクラブでまとめて払ってもらってもいいし、3年間で分割して払ってもいいとなっています。半分くらいのクラブが今年のうちに全部集めてしまおうという考えですが、後半分のクラブでは3年間で分割するクラブもあるようです。またほとんどのクラブが会員一人一人に主旨を理解してもらい、賛同を得て、寄付に協力してもらうということのようです。
我がエトスロータリーも、理事会で会員の皆様に主旨を理解して頂いた上で、今年度一括してお一人135ドルを寄付していただくということになりました。例年、R・米山への寄付金をお願いしていますのに、今年はプラス135ドルということで、大変御無理を申しますが、御協力よろしくお願いいたします。
会長総括
広江さん、ありがとうございました。ポリオ撲滅の主旨、寄付金の135ドルという数字が出てきた理由等、よく理解できました。ロータリーに入会している以上、ロータリーの主旨に従っていきたいと思います。皆様もご協力お願い致します。

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岐阜エトスロータリークラブ
例会日 毎週月曜日 12:30〜13:30
例会場 岐阜グランドホテル TEL:058- 233-1111
〒502-8567 岐阜市長良648
事務局 〒500-8833 岐阜市神田町2丁目  岐阜商工会議所3F
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会長・真鍋貞典  会長エレクト・篠田伸実  副会長・高橋陽一  幹事・早瀬正英  会報委員長・田口利満