@森三智也 ◎へら鮒釣りと自然に親と心
四月桜の花が咲く頃になりますと、へら鮒釣師としては心がワクワク、胸がドキドキです。 というのはへら鮒が産卵時期を迎える訳で、これをハタキと云います。子供の頃、野地に囲まれた地域で育ったためか、このへら鮒のハタキには心誘われるものがあります。
野地の浅瀬の金魚凛の上などで尺を超えるへら鮒が銀鱗を輝かせていたものです。辺ぴな田舎で宝石を探しあてたような気持ちでした。 へら鮒と云うのは大阪の河内鮒と琵琶湖のゲンゴロウ鮒をかけ合わせて作った魚で餌は植物性のプランクトン、体調はゆうに50センチを超えます。へら鮒釣りをされる方は釣った後、むやみに殺したり食べたりしないで再放流をするので、へらも10年を超えて生き長らえるものがいます。 岐阜の近辺で50センチを超えるへらが一番初めに釣れ出したのは稲武の愛知県との境にある矢作第一ダムです。今から20年程前に釣れていたのですから、今はさぞ化け物になっているかもしれません。 へら鮒は5,6年で一尺を超えます。昔は尺物を釣れば自慢できたのですが、今は鼻もかけられません。矢作ダムで50センチを超えるへらが釣れると聞くや、当時サラリーマンであった私も口実を作り、車に寝袋まで積んで2,3泊しながら、釣りに熱中したものでした。 早朝ダムサイドの高台からへら鮒のモジリを探し、へら鮒の回遊ポイントを想像し釣座を決めます。 夜は夜で夜釣りをします。夜余った餌をそのままにしておくと朝までにタヌキに食べられます。 天気予報を聞かずにダム湖畔で寝ていると洪水の鉄砲水で釣り道具を全て流されたこともあります。 ダムを作ると当然管理策はへら鮒・鯉・鱒等を放流しなければなりません。白鳥の奥、御母衣ダム、九頭龍ダム、秋神ダム等でも何十年か前に放流された魚が育ち50センチを超えるものが現れてきました。こちらから行くと牧野えお越え、御母衣ダムのとっつきに があり、その脇を抜けると吊り橋があります。夏その吊り橋から川面を見ておりますと、真黒にかたまったへら鮒の集団が川下からのぼってきます。これが魚柱と云われるもので外から中へ、下から上へという動きをしながら川上へのぼっていきます。 ドドーンという音がして立ち上がると対岸から巨岩の落石でした。よくよく見ると赤茶けた岩肌の小みちを通り抜けたニホンカモシカがこちらを見下ろしています。ダムの中にポツンと残った枯木からけたたましい鳴き声が聞こえたのは鳥の巣でした。夏の別荘と云ったところでしょう。 九頭龍ダムは水の清らかさとプランクトンの塩梅がちょうど良いらしく、岐阜県でも唯一の美形へらの釣れる所です。その美しさは宝石を見るようです。谷川がダムに流れ込むあたりでへらはハタキに入るのですが、何分にも透明度が良いので谷川を群れで泳ぐへらの一枚一枚が見事に確認できます。 どうする術もないのに一匹のキツネがへらを見ながら2時間も3時間も岸辺で右往左往しています。それを見ていた私も阿呆です。 木曽川の馬飼頭手口の上で58センチというへらが釣れております。これは一本釣りでなくリールで釣れあがったものです。岸辺に事を止め眺めていると、びっくりするような大きな背びれが見られます。へらも魚体が大きくなると飛びはねることができません。手のひらぐらいの大きな背びれが水面上にむんずとでるくらいです。 ゴルフは自然と楽しんでいるようで、実は作られた自然です。へら釣りの野釣りは先ず自然観察から始まるわけで摂理を知れば知る程楽しくなり、好きになり、釣りの結果や記録は二の次となります。 木曽川の小舟の上で自然を満喫したい方は私の方へ御一報下さい。 釣り浮子に とんぼ止まりて 動かさず A生信良雄 ◎シンガポールについて(日本との比較)
岐阜へ来る直前まで2年間駐在しましたシンガポールについて、日本と比較して対照的なポイントを中心にお話したいと思います。 まず最初に皆様よくご存知とは思いますが、シンガポールについて一寸説明します。 1959年英連邦自治州となり、1963年マレーシア独立の際、マレーシアの1州として英国から独立。1965年8月9日経済的・政治的なマレーシアとの差異を理由にマレーシアから分離独立、シンガポール共和国となった。まだ、40歳にも満たない若い国であります。初代首相のリー・クワンユウの時に良い意味の専制君主的なリーダーシップもあり、今日の繁栄を築いた。 地理的には、マレー半島先端のシンガポール島と大小60余りの小さな島々からなり、面積626平方キロ、琵琶湖または淡路島と同じ面積と言われ、人口約300万人の都市国家です。中国系77%、マレー系14%、インド系7%、その他2%(内1%は日本人)の民俗構成となっています。 公用語は英語、マレー語、中国語、インド語(ヒンズー語ではなくタミール語)の4ヶ国語ですが、中国語の影響をもろに受けた、シングリッシュが代表的と思います。 Car
Park:カパー World Trade
Center:魚釣りセンター などが代表的な例で、タクシーで普通の日本語発音で「魚釣りセンター」と言ったらちゃんと連れて行ってくれました。それと語尾に「ら」がつくことがあります。例えば「OKら」のような使い方で、岐阜でもこの「ら」を会話の中に入れる「じん」がおられますが、聞くたびにシンガポールを思い出しています。 さて、シンガポール概要はこの辺にして、日本との比較に入りたいと思います。 @国家予算の遂行について 日本は典型的な単年度予算で、予算を使い切らないといけないと言う変な責任感が役所にありますが、シンガポールでは予算を節約する事は美徳とされています。公共工事の落札で、普通は国際入札ですが、安値競争の末大幅に予算が余ってしまうと、もう一事業できると喜ばれています。(当然であたりまえのことですが)政府の景気対策もすばやく、アジア通貨危機の際の景気浮揚対策は見事でした。
A政治家・官僚・公務員について シンガポールの政治家・官僚・公務員の給料は世界一高給と聞いています。これは汚職を防止するためだとか。それだけにいざ汚職が摘発された場合のペナルティは大変なもので、国外追放、財産没収となります。したがって、役人たちは警戒の余り営業マンの接触に神経質のため、情報収集が非常に困難な国で、商社マン泣かせともいえます。(逆に情報不足の言い訳にもできる) B日本のETC/シンガポールのERPについて 高速道路料金自動徴収システムはシンガポールでは数年前から普及しています。それも日本のように中途半端ではなく、完全に普及しています。集金人はゼロ、全自動集金と言う事です。シンガポールは国土が狭く、車の渋滞を極度に警戒しています。渋滞の起こりやすい市中心部などは車で入るのに有料として、できるだけ車が来ないよう工夫しています。そのような対策のためにゲートを設けて、人がいちいち料金を徴収すれば、渋滞を助成してしまいます。逆に言えば、車には全てERPの機械を搭載しなければならなくなるわけですが、期間を設けて政府が補助を出し、搭載しやすくしています。日本もやるなら全てETCとし、集金人をゼロとすべきです。現状はETCメーカーを儲けさせただけとは言えないでしょうか。 Cゴルフプレーについて メンバーコースは8ヶ所程度。メンバーシップ意識が強く、ビジターとしてプレーすることは非常に難しいところです。私が所属していたSICCを例にとって紹介しますと、ブッキングは本人、1週間前の金曜日に本人がクラブへ出向き、到着順に申し込みます。土・日はOne
member one guest,Two
sumは不可。接待の場合はあらかじめ仲良しのメンバーに同伴を依頼する必要があります。通常午前の部は7:30が第1組のスタート。Out/In同時スタートで9:30が最終。18holeスループレイで12:00までにはハーフを終了する必要があります。午後の部は12:30が第1組のスタートで14:30が最終スタートです。 SICCの場合、名義変更が30,000S$(2,100千円)月会費が150S$(10,500円)但し、ラウンドごとのグリーンフィーはゼロ。飲食代、キャディフィーのみ。 中国系メンバーが多いため、権利の主張が強く、余りグリーンで芝読みなどしているとすぐにクレームされます。その点では岐阜のほうが環境はよいかなと思ったり、ビジターに大きな顔をされないシンガポールのほうが良いと思ったり、ゴルフに関してはどっちもどっちかなと思っています。 日本との比較でお話しました。ただ、シンガポールは余りにも小さな都市国家、一丸となってコントロールがやり易い単位であり、独立当時の挙国一致の精神が今も引き継がれている面もあると思いますし、一概に日本と比較するのは無理な面も多々ありますが、何かの参考になればと思い紹介しました。
A田村 豊
私はクロレラ岐阜販売葛yび潟mーベルの成売を兼ねています。 創業30年を迎え、今年は新商品「ベリエスト」で飛躍しようと70名程の社員で取り組んでいます。 20世紀は病気を治療するアンチバイオティクスの時代でしたが、21世紀は予防医学の時代プロバイオティクス、プレバイオティクス、シンバイオティクスなどの時代と言われます。 新商品「ベリエスト」は米国国立ガン研究所発表の「ガンを予防する食品」のデザイナーブーズ計画を参考に選び出した21種の野菜を乳酸菌で発酵させた、野菜発酵エキス(バイオファイトケミカル)というビタミン、ミネラルに次ぐ第3の新栄養薬を特長とする予防医学を考えています。 R・Cの例会を時々欠席するのは私共の乳製品の愛飲者旅行のお世話をするためです。 配布した「日本縦断証明あっちこっち」は日本の都道府県全部の宿泊証明(宿泊したところで宿泊先のゴム印を押してもらう)をもらう楽しみのものです(広江特許事務所で「あっちこっち」を商標登録済)。 今年の秋の企画で日本の最北端、最南端、最西端、に続き最東端の証明の区切りの年です。皆さんにプレゼントしますので、全部証明を集めて天国にお持ちください(冗談)。茨城県が栃木県に間違っていますので、訂正ください。 21世紀の今、予防医学の食生活等を考え、会員の皆様は死ぬまで長生きして下さい。
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