WEEKLY REPORT
第494号  No.26  2003年2月10日
慈愛の種を播きましょう      "Sow the Seeds of Love"

本日のプログラム
次例会の予定
前例会の記録

○2月10日 (月) 12:30 第494回
○ソング:我等の生業
○行事:内部卓話
(担当 プログラム委員会)

○2月17日 (月) 12:30 第495回
○ソング:それでこそロータリー
○行事:クラブフォーラム
(担当 会長・幹事)

○2月3日 (月) 12:00 第493回
○ソング:君が代、奉仕の理想
○行事: 卓話
細江茂光岐阜市長をお招きして
(担当 広報雑誌)


会長挨拶    真鍋 貞典会長

皆様、こんにちは。今日は大変御無理をお願い致しまして、12時点鐘という形をとらさせて頂きました。
しかし市長さんのお忙しいスケジュールの中でのことでして、12時におみえになるはずでしたが、突然連絡が入りまして、15分遅れますとのことです。
12時から12時45分の卓話と質疑応答の時間を予定しておりましたが、12時15分から12時45分ということになりました。どうか御了承下さいますようお願い致します。
さて、先週の寒さは大変厳しく、雪も降り積もりました。インフルエンザもかなり流行しているようです。どうかお体には十分にお気をつけ下さいますよう。
また今日は節分ということで、毎年その年の干支にもとづいて、
よいと定めた方角があり、恵方というそうですが、その方角の神社にお参りして今年の福徳を祈るといいようです。
これを恵方参りといいまして、今年は南南東の方角だそうです。
また加納の交差点には、この時期になると赤鬼が交通安全を祈ってにらみをきかせて立っています。今年は「ゆっくり走ろう」というたすきをかけて立っていました。
私はあの赤鬼を見るといつもふと、今はお仕事の都合で退会されておいでになりませんが中村博さんを連想してしまいます。SAAのたすきをかけて例会場を見わたし、後の方に立っておられた姿を連想してしまいます。
中村さんの親しい方にお聞きしましたが、最近もタイの工場の方がお忙しいようで、お元気で御活躍とのことです。
さて一昨日の土曜日、大垣フォーラムホテルにおいて、岐阜大垣のインターアクト地区協議会がありました。私と早瀬さん、委員の田村さんが出席してまいりました。詳しい報告は2月17日の例会で時間がとってありますので、その時にさせていただきます。
私が感じたのは、ちょっと内容がマンネリ化気味で、もう少し若い人達が自由活発に意見が言えるような企画が出来るといいなあ、と思いました。 ロータリアンが中心になって企画した形式的なものなのかなあ、という感じがしました。限られた予算、時間とはいえ若者らしい手作りの交流が出来る方向に転換が必要なのかと思いました。
私共エトスがスポンサーとして開催する時には、このあたりを参考にしたいものだと思いました。


来客紹介 出席報告
岐阜市長 細江茂光様
本日のホームクラブ 先々週の補正出席率

 29/35 82.85% 

 33/35 94.28%

慶祝行事
会員誕生日 
田下 篤
夫人誕生日 
田村文子、田下伸子、生信美佐子
結婚記念日 
堀場弘一、森三智也、寺沢祥一

ニコBOX

広江武典
新年早々からワシントンへ出張しており本日が今年初例会出席となりました。ワシントンの空港の警備は大変厳しく身ぐるみ全てはがされ検査されました。
武藤容治
細江市長、ようこそおいでい頂きました。市政発展のご健闘お祈りしてます。
杉江正光
先日、一旦停止違反で覆面パトカーにつかまりましたが、免許の期限が切れている事がわかりました。(5ヶ月すぎていた)私としては大変助かりました。感謝感謝と頭を下げておりましたら、何のおとがめもなしで帰してくれました。感謝感謝で投函します。
金澤正雄
先日オープンした婚礼専用の宴会場ルミエールが、中部地区のホテルでは初めての大理石貼りのフロアーで良い評価を得つつありますのでほっとしています。
日比正子
今日は節分。南南東の方向に向って、太巻き寿司をそのままかぶりついて願いをかければ、無病息災で一年が送れるとの事。お試し下さいませ。
岩村孝行
笠松町のゴタゴタで、少々疲れ気味です。エトスの皆さん、岐阜市合併へ強力な後方支援をよろしく。
生信良雄
昨日ゴルフ場がクローズになったのを利用して、3年ぶりにテニスを楽しみました。年も忘れてつい夢中になり、お陰で今日はアチコチが痛くて歩くのに苦労しています。皆様、スポーツは年相応に楽しみましょう。反省しきりです。
田村 豊
2月1日インターアクトクラブ岐阜、大垣大会で会長、幹事に大変お世話になりました。日比さん先日はありがとうございました。


委員会報告

◆次期会長
皆様のメールーボックスにもお入れしておきましたが、次年度の理事役員及び委員会構成の報告をさせていただきした。
次期は、広報雑誌委員会とプログラム委員会を兼務、社会奉仕委員会と環境保全委員会を兼務、また新世代・青少年交換委員会とインターアクト委員会を兼務とすることとなりましたので、よろしくお願い致します。
◆直前会長 寺田 稔
年次報告書がやっと出来上がりまして、皆様のお手元にお届けすることが出来ました。幹事の杉江さんには大変お世話になり、立派なものができましたことを感謝しております。
◆R情報委員会 
今月のIGMを2月20日(木)に行います。リーダー園部さん、テーマは「出席について」です。よろしくお願い致します。


卓話 細江岐阜市長をお招きして (広報雑誌)

卓話 細江岐阜市長
◎「エトス」の語源はギリシャ語の社会性の巡視
「エトス」という意味は古代ギリシャ語の社会性の巡視というような意味からきたものだと、お伺いいたしました。先般新聞紙上でも発表がありましたが、岐阜市でも「法令巡視」、英語で言いますと「コントライアンス・プログラム」をはじめることになりました。日本語に訳すと「内部告発制度」という現実的な言葉になってしまうようですが、 大手企業などは既に行っておりますが、自分たちの問題は自分たちで小さなうちに解決しようということなのです。岐阜市役所内では、今までも匿名での告発はありまして、文責を明らかにしない「怪文書」と言われるような悪い文化もあったようです。そういった部分を変えていこう、自浄作用を高めていこうというのが今回の主旨でありますから、匿名での告発は一切受け付けないこととしています。 例えば、セクハラなどの問題も、大きくなって警察沙汰になる前に自分たちの中で解決していくべきだということです。 エトスの名前の由来からこんなお話をさせて頂きました。
◎岐阜市の取り組み
1.職員および市民の意識改革と、行政管理から行政経営への発想の転換

さて、岐阜市は今いろいろな事に取り組んでおりますが、中でも一番のポイントは市役所の職員の意識改革、そして次に市民の意識改革であります。
市役所の職員は皆、優秀で、性格もよい人ばかりですが、過去にはいろいろな問題も起きております。それは職員ばかりが原因ではなく、組織風土が原因であり、それは市民も作ってきたとも言えるのです。 税金を払っているのだから、望みをきいて欲しいという市民の思いが、議員への要望、要求、陳情、投票行動となって、これまでの組織風土を作ってきたのだと思われます。
しかし、今はそのような要望型の社会ではなくなってきています。 税収も減少の傾向でありますし、高齢化による介護、医療費の増加、大変厳しい財政運営の中、市民自らの支出で補っていくこともやむを得ない状況なのです。 来年度の国の予算は82兆円、3年後には91兆円になると言われておりますが、その内4割が厚生労働省関連の社会保障に関る費用でこれは大変な金額となっています。 岐阜市の予算は今も一般会計、特別会計、起用会計の3本立てとなっており、一般会計が300億円弱 、その半分が税収であり、その他、地方交付税や補助金、または市債、つまりこれは借金なのですが、このようなことでまかなっている状態です。
近年は福祉予算が増え、公共事業予算は大幅カットせざるを得ない状況となっております。 公共事業というものは、地方の地元企業の育成につながるものだと考えております。本来、効率的な行政とすれば、一番安いところに出すというのが一番効率がいいわけで、そうなりますと県外の大手企業に仕事を依頼するのがいいのではないかとなります。しかし、、それでは地元企業が死んでしまいます。 ですから少しくらい高くても、地元企業に仕事を依頼することが、企業の育成につながり、将来景気が回復したときには法人税の支払いにより、税収に貢献してもらえるということになるという考え方もあるわけで、中長期的な展望にたっての選択というのも必要なことだと考えています。物事には、いろいろな側面があるということを見極めながら進めていかなくてはならないということです。
現在、税収はどんどん下がる一方で、平成14年の3月までの予算では660億円でしたが、本年度は640億円、来年度予算では611億円になると言われています。3年間で約10%の減少となり、過去10年で最低の税収となってしまいます。これは岐阜に限らず、日本中どこの地域にもいえることで、借金がどんどん増えていっているというのが現状です。今までは、税金、補助金、交付税といった潤沢な収入の中で住民の要望に応えていくという行政管理というスタイルで行ってこればよかったのですが、現在のような歳入は減り、歳出が増えていくという現実の中にあっては管理ではなく、行政経営といった新しい発想が必要であると思います。 私は民間出身ですので、そうした経験を活かしながら、急な変革をするわけにはいきませんが、慎重かつ大胆な予算編成にあたっていきたいと思っております。
2.円高と円安、貿易収支と資本収支
次に円高、円安という話をしたいと思いますが、日本は円高は困ると言われています。先日、アメリカの財務長官候補が議会で、「今後も強いドル政策を堅持する」と言っていました。自国の貨幣が高ければ海外のものが安く買えます。ですから日本も円高になることによって円の価値が上がるというのは、喜ばしいことのように思えますが、なぜ困るのでしょうか。
日本の経済構造がいまだに輸出に依存しているために、貿易収支からいえば輸出の方が多く、未だ円安であることが有利だとなるのです。例えば車1台を1万ドルで輸出するとしますと、円高で1ドル100円の場合は100万円の収入、しかし円安で1ドル120円の場合、120万円の収入となります。こういうわけで、輸出企業にとっては円安であることが大切なことなのです。
資本収支の面をみてみましょう。日本は、制度としては資本市場も開放していますが、実際には、まだまだだといえます。日本はもっと資本収支にも目を向けるべきで、外国に土地を売ったり、会社を売ったりして、外貨をどんどん入れていけば、円高がよいということになると思います。
その点、アメリカは貿易市場も資本市場もオープンにしているので、私が2度目にアメリカに赴任したバブル当時は、ロスの主だったビルはほとんどが日本企業でした。日本が、当時のアメリカの立場だったら、日本が乗っ取られるかのように「大変だ、大変だ」となったでしょう。しかし、アメリカ人は「心配することはない、土地もビルも日本に持っていけやしないのだから」と、言っていました。結果的にどうなったのかと言えば、現在は、バブル期前の状態、つまり日本企業はほとんど撤退しアメリカ企業が再び戻ってきています。つまり、何が起こったのかといえば、バブル期に日本が高額で買った価格と、撤退時に安価で売却した価格との差額をどっさりアメリカの企業がいただいたということなのです。
日本は小さな国ですから、外国に買われると思うと心配なのでしょうが、もっと大きい気持ちになって、精神的にも開放された状態となれば、円高は困るなどというようなことは言わなくてもすむようになるのではないかと思うわけです。
岐阜市に置き換えても同じ事で、視点を大きく持ってもらいたいと思っています。最近、市長室に地球儀と世界地図を買っておいておりますが、問題を矮小化されて捉えてしまうと利害関係等で大変解決が難しくなるわけですが、もっと大きな規模で視野を広げて岐阜市だけでなく岐阜県規模、日本規模、或いは世界規模で、更には宇宙規模での発想をすれば、問題の打開策も自ずと見えてくるのではないかと考えています。井の中の蛙ではいけません、もっと広い視野にたって発展に努めたいと思っております。
3.GDPの現状とこれからの魅力ある町づくりのために
最後に、日本の都道府県のGDP合計が約500兆円、岐阜県は7兆1千億円で、日本の都道府県の中では20位となっております。岐阜は大きな企業もなく、サービス業のような第3次産業が主で、問屋業の低迷等、将来的にはかなり厳しいものがあります。岐阜市をみますと、80数パーセントが第3次産業で、日本全国の平均では60数パーセントだと言われていますから、サービス業に特化した地だといえます。13億人を抱えた中国が、輸出をするようになってきまして、欧米また日本のこれからの道は第3次産業だとも言われているわけで、その意味では岐阜市は将来に期待できる町だともいえるわけです。が残念ながら、現在は問屋街の低迷など大変に厳しい局面にきており、この先どのように岐阜市を建て直していくかというのが大きな課題で、連日頭を悩ましているところです。
現在合併を進める中で、 いろいろな市や町とお話をする機会があります。それぞれがそれぞれの悩みを持ち、それぞれの利点もあります。お互いがうまく活かせる方向で町づくりを考えていきたいと思っております。岐阜市は今まで40万人の都市として、他を見ることもなく自分たちだけで生きてきたという自負があります。自己完結型で育ってきたかつてのままの発想では、今後の人口の急激な現象に対応し存続することは絶対にできません。ですから、これからは外からの人或いは企業に岐阜市にきていただいて共に支えていってもらう必要があるのです。
来てもらうには、魅力ある町でなければなりません。 福祉や学校、治安自然など生活環境が充実した、住みよい町が求められています。更に、これからの産業として資源循環型で環境に負荷をかけない産業を育てつつ、法人税収も潤うようにしていきたいと思っております。そうした魅力ある町づくり産業づくりのために、行政に関わる者だけでなく、民間企業、大学などの学問研究機関や高齢者の方々、その他あらゆる人々の知恵と力を結集していくことが大切だと考えます。是非、多くの人々の力で日本一魅力ある市、県にしていきたいと思っておりますので、今後ともどうぞご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

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岐阜エトスロータリークラブ
例会日 毎週月曜日 12:30〜13:30
例会場 岐阜グランドホテル TEL:058- 233-1111
〒502-8567 岐阜市長良648
事務局 〒500-8833 岐阜市神田町2丁目  岐阜商工会議所3F
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会長・真鍋貞典  会長エレクト・篠田伸実  副会長・高橋陽一  幹事・早瀬正英  会報委員長・田口利満