WEEKLY REPORT
第489号  No.21  2002年12月23日
慈愛の種を播きましょう      "Sow the Seeds of Love"

本日のプログラム
次例会の予定
前例会の記録

○12月23日 (月)
12:30 第489回
○ソング:例会変更
○行事:
クリスマスチャリティーコンサート参加
(担当 インターアクト)

○12月25日 (水)
17:30 第490回
○ソング:手に手つないで
○行事:
忘年家族会
(担当 出席・親睦)

○12月9日 (月)
12:30 第488回
○ソング:我等の生業
○行事:内部卓話
〈オバイドル食事〉
(担当  環境保全)


会長挨拶    真鍋 貞典会長

皆様、こんにちは。忘年会シーズン真っ盛りで、お酒を飲む機会が大変多くお疲れの方も多くおみえのことと思いますが、お仕事も忙しい時期です。どうかお体には御留意されまして御活躍なさいますよう。 私どものクラブの通常例会も今回が今年最終となりました。皆様にもう一度確認お願いしたいことが多くございます。まず今日も長良校の澤島先生、父母会のお母様がおみえですが、インターアクトの関係で12月23日にまずチャリティーコンサートが文化センターで開催されます。12時30分に点鐘です。2階の会場入口前のロビーで例会をおこないます。 つづきまして24日には23日のチャリティーの募金を持参して新聞社放送局を訪れることになっております。25日には午前11時に恵光学園前で集合し生徒さんと共にプレゼント持参訪問します。 チャリティーコンサートをはじめ恵光学園の訪問も、もともとは長良校の先生、生徒さんがおこなってみえたものでして、私共は後から協賛させてもらう形をとっており、こんなすばらしい活動は、少しでも多く私ども会員が参加しなければ大変失礼なことです。前週お配りしましたチャリティーコンサートのチラシの御案内をよくご覧になっていただけましたか。一番下のところに後援でなく、エトスの名は主催の所に入れてもらっております。学校関係者の皆様のお心配りだと思って大変感謝しております。御多忙な時期とは思いますが多くの皆様の御参加をお願い致します。 お話は変わりますが、去る7日ガーナからの米山奨学生のジョンさんとの親睦会を寺沢副委員長のお世話で開催いたしました所、廣江パスト会長をはじめ多くの皆様に御参加いただけました。あらためてジョンさんと親しくお話をすることが出来て大変有意義な時間を持つことが出来ました。改めて国際交流をすることが出来ましたし、二次会ではジョンさんの友達のコートジボアールからの奨学生の方も合流して2度楽しむことが出来ました。ジョンさんは来年2月まで在日とのことです。お国へお帰りになる前にもう一度お別れ会を開き、何がしかのことはしてあげたいとの意見もその席で出ておりました。その節にはどうかよろしくお願い致します。 最後になりましたが、バゼッションのときに理事会の内容を会員にお伝え下さいとの意見がございました。まったくその通りです。あとで幹事さんの方からお話をいただきます。内容につき御不明な点、御意見がございましたら、ぜひお聞かせくださいようお願い致します。
◆澤島富雄先生挨拶
本日初めてニコボックスを体験することができ、何かいいことがあるだろうと楽しみにしておりましたが、やはり心が温まる気がしてまいります。 今年の活動としまして、鳥取での国民文化祭への参加や岩手県での発表会へのご招待などがありました。そこで感じましたのはどちらの方々も合唱を聞くときの集中力、聞く姿勢が素晴らしいということです。また終わった時の拍手も私達が舞た気持ちを見習いたい台のそでに消えるまで続けられ、とても感激しました。そういっものです。またロータリーの精神も見習いつつ、今後も活動していきたいと思っておりますので御支援のほど よろしくお願いいたします。


来客紹介 出席報告
澤島富雄先生(インターアクトクラブ顧問)
林 里実様(長良高校コーラス部保護者)
松井美智子様(長良高校コーラス部保護者)
本日のホームクラブ 先々週の補正出席率

 24/37 64.86% 

 31/37 83.78%

ニコBOX     

◇澤島富雄様
ニコニコボックスって何だろうと思ってました。いつか私も、と思って本日実現しました。今日はニコニコして居たいと思います。皆様、人のため、世のため、そしてちょっぴり自分のために、よいクリスマスにいたしましょう。

◇真鍋貞典会長
先日のジョンさんとの懇親会、楽しかったです。ご苦労様でした。

◇堀井利通

忘年ゴルフ会参加の皆さん、おつかれさまでした。残り半期、優勝のない方(私を含めて)がんばりましょう。

◇寺田 稔

米山奨学生のジョン君の懇親会、大変楽しかったです。3次会は途中で合流のカクさんと3名でスナックに行き、ジョン君のカラオケを聞きました。大変うまいのにはびっくりしました。

◇後藤昌弘

カゼをひいて、半分死んでます。

◇日比正子
7日の土曜日は、静岡で2件の結婚式をかけもちし、夜には、横浜での忘年会に出席し、タフな私も少々バテました。

◇田村 豊

澤島先生、ようこそおいでいただきました。先日はご多忙の中、大変おじゃま致しました。昨夜28℃の沖縄から5℃の岐阜に戻って寒さでふるえました。半袖からセーターになる変化で日本は広く長いと実感です。


理事会報告 早瀬正英幹事

委員会の兼務について
○広報・雑誌委員会とプログラム委員会を一つにし、プログラム・広報・雑誌委員会とする。
○新世代委員会・青少年交換委員会とインターアクト委員会を一つにし、新世代・青少年・インターアクト委員会とする。
○社会奉仕委員会と環境保全委員会を一つにし、社会奉仕・環境保全委員会とする。
恵光学園への土産の予算について、1万円増とする。
家族忘年会の記念撮影はなしにする。


委員会報告

◆次期会計 古田正実
次期会長の篠田さんにお願いされた以上断ることはできません、喜んで引き受けました。よろしくお願い致します。
◆ゴルフ同好会 堀井利通
先日の忘年ゴルフ会の優勝は古田正実さんでした。その後古田さんのお世話でお祝いを兼ねた食事会をいたしました、ありがとうございました。来年は3月に行います、また御案内させていただきますのでよろしくお願い致します。


内部卓話 環境保全

「家庭の環境保全」 後藤昌弘
私どもは、地球という惑星の中で生活しています。直径10万光年(1光年は約10兆キロ)という銀河系のやや端にある太陽系、その中の内側から3番目の惑星が地球です。最も内側の水星は灼熱地獄。隣の金星はどういうわけか二酸化炭素に覆われています。二酸化炭素は太陽の熱は通すが、惑星内部からの熱は反射し、温室のような効果を出すため、金星の気温は数百度といわれています。地球の隣の火星は少し遠く、水は南極と北極に少し氷の状態であるだけです。更に太陽から遠い木星や土星はというと、メタンガスの固まりです。 こうして考えてみると、地球に我々が生れたのは本当に奇跡的なことであり、水が氷にならず、沸騰もしない、適当な範囲にあり、適当な重力がある。大気については、昔はほとんど二酸化炭素や窒素ガスばかりだったはずですが、偶然植物が生え、これが大発生し、二酸化炭素を吸収して大量の酸素が発生した。 今、人口が急増し、植物を伐採し、しかも石炭・石油・天然ガスなどをばんばん燃やしています。人間や動物が呼吸するだけでも酸素を消費し、かつ二酸化炭素を大量に発生させているのに、さらに植物を伐採しては酸素は減り続け、二酸化炭素が増えるばかりであります。このままでは、いずれは地球も金星のようになるかもしれません。 しかし環境問題は単純ではありません。今やエアコンの無い生活は考えられませんし、車も無しではいられません。原子力発電は、結果的に廃棄物の処理や使用済みの発電所の処理に費用とエネルギーを使います。日本や欧米諸国がこれまで好き勝手やってきて、中国やインドが同じことをするのを禁止することも事実上無理です。50年、100年後にどうなるのか、長良川のゴミ拾いをしていても解決できない問題ではないかと思います。残念ながら、世界で最も大量のエネルギーを使用し、かつ、二酸化炭素等の排出規制に対して最も抵抗しているのは、我がロータリークラブの本部がある国であります。アメリカ主導のロータリークラブが地球環境の保全を指導する、ある意味では最大の矛盾と言えます。 さて、ここから本題の家庭の環境保全についてお話したいと思います。地球環境が悪化すれば我々が生活できないように、家庭環境が悪化すれば仕事にも響きます。この点を考えましょう。
◎夫婦の問題について
もともと男性にはDNAを残したいという種蒔き願望があると聞きます。また古典文学にもありますが平安時代は、男女の結婚というのは、女性は実家に住み、男性が女性のところに通うものとされていました。しかし、現在は日本でも欧米でも一夫一婦制となっています。何故でしょうか。 法律は国家が作るものでありますが、国家にも都合というものがあるのです。江戸時代、キリシタンが禁止され、庶民は必ずどこかの寺の檀家にさせられました。これは農業を基礎とした経済体制の中で、庶民を管理するという発想があったはずです。 明治になって徴兵制ができました。徴兵制度を維持するためには何が必要かというと、戸籍制度と住民登録、そして姦通罪であります。どこの家に何人男子がいるか、どこに住んでいるのか、この情報管理ができないと、国家の国民生産を維持しながら兵隊を徴収することはできません。管理する上では、一組の男女を夫婦とし、無理やり届出をさせ、さらにその子供を特定し、管理することが必要だったわけです。家制度も天皇制の理屈付けとともに、こうした管理の便宜があったのだと思います。そして夫婦間の浮気を禁止する。姦通罪は留守中に女房が浮気をしないように国が守ってやる、という制度です。ですから戦争と関わりがあり、韓国でも最近まであったようです。 アラブ諸国では、妻は4人まで持って良いといわれています。羨ましいように見えますが、聞くところでは大変らしいのです。4人持つことは良いが、全員を平等に扱うことがコーランで定められているそうです。新しいも古いも平等に!これはなかなか大変だろうと思いますし、生活費もかかるので、甲斐性が無いとできません。この4人の妻というのも聞いたところでは、極めて政治的理由に基づいているらしいのです。7世紀頃に予言者マホメット(最近はムハンマドと呼ぶらしい)がイスラム教を作った後、ご承知の通り極めて広い範囲を征服しました。「コーランか剣か」という言葉がありますように、結構激しい戦いもしたといいます。そのため後家さんが増え、その生活を保証するために、戦死した兄の嫁を弟が第2夫人とする、などということが行われたものと聞きます。 さて浮気ですが、万が一ばれたらどうするか?ひたすら謝るか、それともしらを切り通すか。このあたりの戦略は極めて微妙であり、かつ戦略を誤ると大変なことになります。 刑事事件で例えてお話しますと、刑事の裁判ではよく裁判官が「事実を素直に認め反省していることもあるので、今回に限り刑の執行を猶予する。」とか「事実を否認し、反省の情も伺えない。よって実刑に処する。」などといいます。ここだけみていますと素直に認めた方がいいように見えますが、実はそうでもないのです。 泥棒が現行犯で捕まった場合、現行犯だからその事件は認めるしかありませんが、ほとんどの場合、1件だけではないのです。当然警察は「他にもあるだろう!」と追求します。もしも認めたら、更に再逮捕され量刑も5割増しになります。物的証拠が無く、黙っていれば追起訴されなかったものが、素直に認めたために罪が重くなるのが実状です。ですから弁護士は黙秘権の行使を勧めるのです。 しかし、他の事件にも指紋等物的証拠があったらどうか。素直に認めれば当然裁判官の心証はよくなりますが、否認し続けて物的証拠が上がったら、心証は最悪です。強姦事件や痴漢の事件などは、本当に判断に迷うのでしょう。否認し法廷で被害者が泣き出したら心証は最悪です。認めておけば良かったと思うでしょう。 浮気も同じことで、決定的証拠がありながら否認すれば、行くところまで行ってしまいますが、灰色であれば、謝りながらも否認する方が多くの場合はいいでしょう。弁護士はこうしたとき「疑いを持たれるような言動があったことについて、遺憾の意を表する」などと言います。大事なことは日常生活を急に変えないこと。多くの女性は、こと亭主に関しては敏感なようですから。
◎相続の話
相続制度も国によって様々です。モンゴルでは末っ子が家の財産(主に家畜)を相続したといいます。
日本の家督相続制度も一定の合理性はありました。農業をするには(牧畜も同様だろうが)最低限の面積が必要ですが均等に分けていては農業が維持できません。そこから「田わけ(たわけ)」という言葉があるのです。家督を相続する以上、親の扶養義務は当然長男にあり、法事をするのも当然長男となります。
しかし、戦後は均分相続になり、法律上は扶養義務も法事等も原則は平等であるはずですが、扶養や法事の面では昔ながらの感覚が残っているため、紛争になるのです。法律上では平等になりましたが日本人の感覚は変わらなかったというわけです。今でもおそらく変わっていないでしょう。
ではどうすればいいか、というと遺言書を作るしかないのです。どんな遺言書がいいかというと、ポイントは欲を出さないことです。全部独占しようとすると必ず紛争になります。遺留分といって遺言に書いてあっても本来の法定相続分の半分だけは請求できますから遺留分相当もしくは、それにある程度近い線を初めから遺言で分与してしまうのがいいでしょう。また、何故長男に沢山相続させるか、などの理由をできるだけ詳しく書いておくのがいいでしょう。
最後に一つ大事な点ですが、遺言書というのは作ってほしい人はいざとなると作りたがらないものです。60、70歳の人は作ってくれるが、80歳を過ぎた人はほとんどが嫌がります。それはあまりにも現実の問題になりすぎるからなのでしょう。そういう点からも早めに作っておいた方がいいでしょう。これはロータリーにも勧めています。ベネファクターだったと思いますが、遺言書に書いておいて、ロータリーに寄付するもの、宜しかったらお作りします。

週報トップへ
岐阜エトスロータリークラブ
例会日 毎週月曜日 12:30〜13:30
例会場 岐阜グランドホテル TEL:058- 233-1111
〒502-8567 岐阜市長良648
事務局 〒500-8833 岐阜市神田町2丁目  岐阜商工会議所3F
TEL:058-264-9235  Email:ethos@newsclub.ne.jp

会長・真鍋貞典  会長エレクト・篠田伸実  副会長・高橋陽一  幹事・早瀬正英  会報委員長・田口利満