WEEKLY REPORT
第624号  No.28  2006年2月27日
超我の奉仕

前例会の記録
本日のプログラム
次例会の予定
○2月20日(月)第623回
○ソング:それでこそロータリー
○行事:卓話
(担当 広報・雑誌)
○2月27日(月)第624回
○ソング:手に手つないで
○行事:卓話(シーラローズさん)
(担当 国際奉仕)
○3月6日(月)第625回
○ソング:君が代・奉仕の理想
○行事:卓話
(担当 職業奉仕)

会長挨拶 早瀬正英会長
 今日は先週に比べて人数が増えてほっとしております。今日は真鍋さん、卓話どうもありがとうございます。私も歯がだいぶ悪くなっておりますが、「8020」よく歯医者さん行くと見かけますが、「80歳で20本以上の歯を」ということで、「健康日本21」の一環として、歯科医師会が呼びかけています。今日は真鍋さん卓話をよろしくお願いします。また、横山さん、今日はありがとうございます。今度、卓話をお願いしたいのですが、題は、私考えてましたのは、「武道と医療」です。よろしくお願いします。これからいろいろ外部卓話もお願いしたいと思うのですが、専門がある会員さんにいろんな話を聞くと非常にいいと思います。
 来週は台湾へ3人で行ってまいります。どういう旅になるかわかりませんが、男3人で行ってまいります。
それでという訳ではありませんが散髪に行かなければと思って、最近はバリカンなんですが、できるだけ短くしました。最近、カナダへ留学しているうちの息子も髪を非常に短くしたんですが、それには1つのストーリーがありまして、昨年の7月に、出発する前に散髪に行きまして、それからずーっと行ってなかったんですね。ですので写真を見るたびに、すごい長髪になってまして、どうにかしないとだめだなあと思っていた、12月のことです。カナダへ留学しているのですが、グループとしてはミシガン州のエリアに入っています。そこの指導者が、16人の面倒をみていまして、そのうちの7人が日本人です。7人のうちの4人が女の子で、彼女たちが息子に「髪切ってあげる。」ということで、女の子たちの部屋のバスルームで、切ってもらったらしいです。それをその指導者に見つかりまして、「何事か、常識がない。」と非常に叱られまして、ただその髪型が虎刈りみたいになってしまい、それでデトロイトの指導者の家に行きまして、そこの中国人の留学生に切ってもらったり、そこの息子に切ってもらったりしたのですが、どうにも見苦しい。今度はカナダに帰って、ホストファミリーのお父さんに切ってもらったんですが、これも全然だめということで、向うからのメールでは”ワース”と書いてありました。切るごとにひどくなったんでしょうね。最後には、ホストマザーの叔母さんが、ヘアーデザイナーをやっているということでその人に最後切ってもらって、その写真を見たんですが、非常にショートになっていました。日本人の髪は細くて固いから非常にやりにくいそうです。ホストマザーは、自分の髪や自分の息子の髪はよく散髪するそうですが、日本人の髪質は難しいかったそうです。そういうストーリーもすべて本人からではなくて、ホストマザーや指導者からメールです。本人からは、依頼する時だけ連絡があるだけ、皆さんのところも同じだとは思いますが・・・。6月に帰ってきますので、もうすぐです。
 真鍋さん、今日は急な卓話を受けていただきありがとうございます。よろしくお願いします。

来客紹介 出席報告
本日のホームクラブ 先々週の補正出席率
  17/27   62.96%   20/27   74.47%

ニコBOX (高橋陽一委員長)
◇早瀬正英会長
 バレンタインデーの義理チョコ、最近は自分ひとりで食べれます。義理チョコといえ、さびしい。真鍋さん、卓話ありがとうございます。
◇真鍋貞典君
 最近休みが多くてごめんなさい。「今日はお話をしなさい。」と会長に言われまして出席せざるをえなく出席しました。よろしくお願いします。
◇横山榮祐君
 毎日1000本素振りやってます。よかったらご一緒して下さい。
◇高橋陽一君
 昨日、久し振りに関C.Cでハーフ30代が出ました。ゴルフ同好会の開催もそろそろ始めようかなと考えています。その時は多数の参加をたのみます。

委員会報告
◆I.G.M.
 明日、午後6時30分より、「華川」で行ないます。担当になっておられる方は、ご参加いただきますようお願いします。
◆国際奉仕委員会
 国際親善奨学生の募集がございます。詳しいことをお聞きになりたい方は、国際奉仕委員会へお申し出下さい。
内部卓話(担当:広報・雑誌)
◆真鍋貞典会員
「最近の歯科治療について」

 皆さんご存知のように、歯は上14本、下14本、親知らずを除いて合計28本です。先ほど、会長もおっしゃっていましたが、80歳で20本、「8020運動」といういい方をしていますが、20本残っていれば、きちんとご飯も食べられ、健康の維持にそれほど大きな支障はないだろうということで、20本という数字になっています。「最近の・・・」ということですので、新しい動向をお話しようと思います。
 先ず最初に、一番身近なところで、虫歯の治療について。
 歯というのは、下の奥から2番目くらい、大臼歯といいますが、これが、ほっぺ側、こちらが内側。昔は、昔というのは僕らが大学で教育を受けた頃ですが、この虫歯になったところを含め、溝になっているところをずっと削っちゃうんですね。これを「予防拡大」といいまして、つながったところをこれから広がっていかないように、この危険な場所を含めて皆削る。アメリカの有名な先生、ブラックというドクターが提唱するやり方で、世界各国ずっとやってきました。ところがここ10年くらい前から、変わってきまして、「それはちょっとおかしいぞ、何でいいところまで削っちゃうんだ。」という話になりまして、それなら、ここの悪いところだけ、最低限やられたところだけ、治せばいいじゃないかと考えました。ただ、ここをこういうふうにやるためには、広がっていくここの境目を拡大しなくてもいいようにする。ここの境目のところにびしーっと歯にくっつくような材料で治せばいいんですね。「くっつく」ということが、非常に難しい。研究はかなり前からされおりましたが、僕らのような一般的な歯医者が治療に取り入れるようになったのが、10年くらい前です。「歯にくっつける」というその「技術、材料」が研究されて、初めてこういうことが可能になりました。だから、今は昔の治療のように、がーっと削ることは少なくなりました。ただ神経に達するような深い虫歯は、神経を処置するために大きく深く削って、かぶせるということもありますが、初期の虫歯については、こういう新しい考え方にがらっと変わりました。僕らの頃の国家試験では、プラスチックの歯の形をしたやつを削って、こういう形がちゃんと正確にとれるかという試験が必ずありました。今はもう実技の国家試験はなくなりました。歯にくっつく材料の「コンポジットレジン」といいまして、プラスチックに近い材料ですが少し性質が違います。それを最小限、悪いところを取って、埋め込んで、歯と一体化させるというのが最近の治療法です。
 次に、歯の周り、歯周病と最近良く言いますが、歯を支えている骨や歯茎についての最近の動きをみたいと思います。これが歯を横から見たところです。歯茎がこうあります。昔は歯槽膿漏といいましたが、最近は歯周病という言い方をします。歯を横から切って見たところです。歯茎がありまして中に骨があります。歯周病になりますと、歯茎と歯のくっついているここのところで、ばい菌によって破壊活動が起きて、ここをポケットといいますが、溝が出来てきます。普段はきっちりくっついていて、ばい菌がここで止まるようになっていますが、不潔にしたり、歯石をたくさん付けたり、身体が弱ったりなど条件が悪くなりますと、ここで破壊が起こって、ポケットというこの深い溝ができてきます。それがどんどん進むと、今、点線で描いてあるこの奥のところが破壊され、これが歯周病にかかっている状態です。歯周病を治すためには、ここの汚れを取って、環境を整えてということになります。基本的には、スケーリングといいまして、歯石をきれいに取って、ここを清潔な状態にするのが基本的な治療です。もっとひどくなると、今度は外科的な療法ですね。ここの歯茎をめくって、下の悪いところを清掃しまして、きれいに取りまして、歯茎を元に戻します。従来の「切除的な療法」です。それから、まだ一般的にはあまりやられておりませんが、歯周病の専門の開業医のかた、大学病院等で最近、「再生療法」というのをやっています。ここのですね、壊れたところの骨を、さっきみたいに、切除して戻しただけでは、きれいになかなか骨が戻ってきませんが、骨を何とか健康な時の骨に近い状態に戻したいということで、歯茎を外して、ここに「ゴアテックス」の膜をもともとの歯の骨に近い形で密着させて、粘膜上皮が入り込むのをここで防ぎます。それによって、ここに、骨の回復する空洞を作るわけです。通常は非吸収性の膜を使って、ここに歯の表面と、歯のここの入り込んでほしくないところに密着させて、歯茎を戻します。数ヶ月、骨の回復を待って、また剥がして、この膜を取り除いく。この骨の再生する場を作るようにする「再生療法」というのが、ここ15年位前からやられるようになりまして、最近10年くらいで、一般的とまではいきませんが、治療方法として使われるようになってきました。今、ゴアテックスの膜の話をしましたが、もう1つ、「エムドゲイン」といいまして、牛のエナメルたんぱく質、牛の細胞から抽出した成分ですが、それを、ここをきれいに掃除して、掃除した根っこの表面に塗りつけて、ここに骨を誘導しようという、とにかく、骨を再生させたいということで、さっきのGTR法といいますが、ゴアテックスを使ったこの膜の壁と、エムドゲインという骨誘導体タンパク質ですね。そういう治療が歯周病に関しては新しいところです。
 皆さん最近お聞きになったことがあると思いますが、「インプラント」という、ここの歯の無くなったところ、ここにチタンの棒みたいなものを埋め込んで、ここに上の歯の元台になるものを作り上げて、この上に作り物をくっつけて、いかにも生えてきたような格好にします。2000年に入った頃からこの技術が進歩しました。以前は骨のあるところ、骨の残っているところに、こういうものを埋め込むというのが基本的な概念でしたね。最近の2000年前後から「骨の無いところにも何とかこれができないだろうか。」というようになりまして、とにかく骨を増やそうということで、色んな方法が考えられるようになりました。先ほどのゴアテックスの膜を何とか使えないかということで、かなり顎の骨の痩せたところへでも使うようになって、ずいぶん痩せた顎のところも骨を増やして、この埋め込み式をやろうということで、応用範囲が広がってきました。そもそも1970年ぐらいの頃、元々はこういう筒状のもの、シリンダータイプといいますが、丸っこい柱というものを埋めるというのは推奨されていなくてですね、ブレードタイプといいまして、こんなような形の数ミリのペラペラのブレード=刃みたいな薄いもの、それを骨の上から見ると、これは丸型、こちらは板状の薄いもの。1970年代は、ほとんどこの考え方しかなかったのですが、その頃、スウェーデンのブローネマルクという偉い先生が、丸いほうが、自然な歯の根っこにどう考えても近い形なんですね、これを何とかこういう形で埋めたほうが丈夫ではないかということで、こういう丸い形の純チタンの合金で、生体親和性(=身体に一番馴染みやすい)ということで、今、純チタンの合金でこういう筒状のものを作って埋め込む方法が採られています。本来の元々の発想は、全部歯が無くなった人が総入れ歯になった時、落ち着きが悪いものですから、何とかもうちょっと落ち着きのいい入れ歯ができないかということで、ここの「オトガイ孔」と言いますが、ちょうど糸切り歯のちょっと奥ですね。神経の出口の大きい穴があります。ここの出口、正面から見ますとちょうどここですね。ここの入り口を避けたところの間ですね、ここの間だったら埋め込んでも大丈夫だろうという発想で、最初はここの、神経と血管の出口の前だけに限ってインプラントしていました。ここの上にねじ穴を付けて、入れ歯を乗っけて、ここの裏側からねじ止めして、これで動きのない入れ歯を作ろうという、そもそもは、それが発想で1970年代に一生懸命これをやったわけですが、その後は、歯の残っている人でも、この無くなった部分にだけ、そこに歯が生えてくるような感じで、できないかということで、インプラントがどんどん進歩していったわけです。インプラントも一般の開業医でやってみえるかたも増えてきましたが、まだまだ、色々難しいところが一部ありまして、はやり安心なのは専門医でやっていただくというのが基本だと思っております。まだ他にもホワイトニングといいまして、歯を白くする方法ですとか、最近のトレンドの治療法がありますので、何か聞いてみたいことがありましたら、お尋ねください。

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