皆様、こんにちは。本日は日比さんの企画・プログラムで100年前の蓄音機で音楽が聴けるということで、大変楽しみにしております。よろしくお願いします。
ちなみに、100年前というと日本では何があったのかなと思い調べましたところ、1904年というのは日露戦争の開戦の年でありました。日露戦争というと我々は遥か昔のことのように思っておりましたが、わずか100年前の出来事であり、その100年という短い間に日本という国は発展し、便利な世の中になりました。この先、世の中は200年も待たずして更に大きな変革があるのであろうと思います。
歴史というもの考えた時に、現在放送している大河ドラマ「新撰組」をとってみましても、歴史的背景を無視し、あり得ない状況を演出しています。ドラマとしてみるとおもしろいかもしれませんが、興味本位で間違った歴史を放送してしまってよいものかどうか疑問を抱きます。
先日、岐阜の歴史を研究しておられる方とお会いする機会があり、話を聞きましたら、岐阜というと岐阜城と織田信長がゆかりの地であるというイメージがありますが、その方は織田信長は岐阜にはいなかったとおっしゃるのです。なぜかというと、その時代に天下を治めたような人がいたならば、どこかに信長から授かったというゆかりの品があるはずだが、いまだにそういったものは出てこないからだということでした。
歴史というものは、正しく後世に伝えられなければいけないものですが、あやふやな部分については色々と着色されて違った世界を作り上げられてしまうものなのかもしれないと思いました。

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◎日比委員長
本日はS.A.A担当のプログラムということで、皆様にリラックスしていただこうとこのような企画をいたしました。
この蝋管蓄音機はエジソンが作ったもので「GEM」と呼ばれ、小さい宝石という意味があります。最初に作られたのは1899年で、当時7.5ドルで売りに出されたものです。
今日お持ちしたものは、1906年ちょうど100年程前に作られた改良型のものですが、蝋で作ったこの蝋管を入れ、2分間演奏される仕組みになっています。昔の機械ですので、音も小さく聞きにくいかもしれませんが、ごゆっくりお聞きいただきたいと思います。
プログラム
＜蝋管レコード＞
1　シューベルトのセレネード（チェロ演奏）
2　ホームスイートホーム（テナーソロ）
＜SPレコード＞
1　クラシック　サンサーンス「白鳥」演奏者フルニエ
2　シャンソン　イブモンタン「枯葉」
3　昭和の流行歌　藤山一郎「長崎の鐘」
4　昭和の流行歌　美空ひばり「私は街の子」
5　タンゴ　アダファルコン「アンダンテ」
6　クラシック　サラサーテ自作自演「チゴイネルワイゼン」（バイオリン演奏）
　　 ※1904年、ちょうど100年前のレコード